デルタのフュージョンニブの万年筆 (ドルチェビータ・フェデリコの別注品)。好みのオレンジ軸をガシガシ実用

delta-fusionドルチェビータ(DELTA)のイタリア別注品。「オレンジ × ホワイト」の配色で印象も変わる。

定番のドルチェビータ (ブラック&オレンジ)と違う色遣い、吸入式 (Stantuffo)、興味があったフュージョンニブ、比較的お手頃な価格 (2万円弱)、そして、「好みのオレンジ色レジンを実用したい!」という想いなどなどを 色々吟味した上で、この万年筆を入手しました。

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記事の内容をざっくり紹介!

  1. 鮮やかなオレンジ!これぞ、デルタのドルチェビータ!!
  2. 白軸の懸念点。インク吸入時にペンの首につくコトは了承。
  3. Q. フュージョンニブの実力のほどは?? A. インクフロー良くて快適!!
  4. まとめ: トータルで満足しているフュージョンニブ。デルタのオレンジレジン、やっぱり好み♪

鮮やかなオレンジ!これぞ、デルタのドルチェビータ!!

DSCF5454DSCF5458DSCF5462DSCF5469オレンジ色万年筆の象徴「デルタのドルチェビータ」、この煌めきに やっぱり魅了される。

通常品の配色(オレンジ × ブラック)の場合、黒色のキャップ部分が 全体の印象をキリリと引き締めており、重厚感があって美しいです。一方の別注品(オレンジ&白)においては、ホワイトと掛け合わせるコトによって、ドルチェビータの雰囲気に ほんわかとした柔らかさを付加しています。

より可憐な外観と相成った「ホワイト・ドルチェビータ」。このコンビネーションには、定番品とは別の華やかさ、高級感、また目新しさがあります。そして、光の当たり具合で様相を変えるキラキラオレンジの魅力たるや、実物は想像以上です。

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『DOLCEVITA FEDERICO』のフェデリコとは?

聞きなれないモデル名「フェデリコ」は、廉価モデル。

高価なオリジナルモデルとの顕著な違いは、キャップリングの彫刻です。オリジナルモデルが手で彫られるのに対し、フェデリコモデルはレーザー刻印によるシンプルなもの。ただ、その分、金額もぐぐっと抑えられています。

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白軸の懸念点。インク吸入時にペンの首につくコトは了承。

DSCF5471DSCF5474クリアオレンジのインク窓、そして、ピストン吸入式のモデル。

首軸が白い万年筆は、インク吸入の際についたインクがハッキリと目立ちます。白軸吸入式万年筆を白いまま使い続けるためには、ティッシュ等で丁寧に根気よく拭く以外にはありません。
(ちなみに、私の心持ちとしては インクはつくものと割り切っています)

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Q. フュージョンニブの実力のほどは?? A. インクフロー良くて快適!!

DSCF5478DSCF5481DSCF5484DSCF5485Fusion82 black fp 6DSCF5486「熱伝導率の違う金(18K)をスティールペン先の上に添え、今までのスティールペン先では味わえなかったスムーズなインクフロー(流動性)を実現した」と云われているフュージョンニブ。

フュージョンニブ、14Kのペン先とは やはり別物です。デルタの金ペンはペットリ、しっとりとした撓みを感じます。一方、フュージョンニブはバリ硬で、ほとんどしなりません。

ただし、フュージョンニブの意図である「インクフロー」は 極めて良いです。そのお陰か、紙当たりは すんなり快適、日本語をトントン書き綴るコトに向いているので 気負わずに使うには丁度良かったと満足しています。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

トータルで満足しているフュージョンニブ。デルタのオレンジ色レジン、やっぱり好み♪

です。

 

ドルチェビータの派手さはそのままに、そして、お値段は イイ感じに抑えられた実用派。

今回紹介したこのモデル、フュージョンニブも興味深いですが、他にも吸入式 (Stantuffo)の回し過ぎ防止で 空回り時にカチッカチッと心地よい音を響かせる、などギミックの面白さも結構あります。

そして、残る気になる点は 金のプレートは剥がれないか…。ダイアモンド株式会社のペンドクター・仲谷佳登先生にペンクリニックをしてもらった際、フュージョンニブについて聞いたところ、この板は接着剤で接着されているため、外れる可能性もあるとのこと…。あー、こわいこわい。

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