「道を選ぶということは…」 (42巻『右か左か人生コース』より)

 

「障害があったらのりこえればいい!」

「きみはかんちがいしてるんだ。

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道を

えらぶってことじゃないんだぞ。」

 

数あるお話の中でも大好きで、勇気づけてくれるお話です。

「のりこえられる」という前向きであり、押し付けるような義務感もないこの言葉が気に入っています。

 

いくつかの道があって、どの道にも障害はつきもの。

嫌なことが待ち受けていたり、つらいと分かっている。でも、避けたり、逃げるのではなく

前に進む、立ち向かうことが必要なのかもしれないです。

それに、自分が決めたその道にはそれなりの責任を持つ、ということ。

これらが藤子先生のメッセージではないかと思っています。

 

 

≪『右か左か人生コース』のあらすじ≫

ボクサーの世界チャンピオン、クラッシャー大岩がゲストのトーク番組を興味深く見るのび太。

道一本の違いが人間の人生を大きく左右することを知り、いつか自分にもそういう時が訪れた時のために、ドラえもんに何か道具を出してくれるよう頼む。ドラえもんが出したひみつ道具は、「コースチェッカー」。右と左のコースを選んだ場合のそれぞれの予想を最大15分先まで知ることが出来るものだった。のび太が欲しかったものとは多少ずれている感じがするものの、のび太は早速それを借りてしずかの家に向かうことにする。

道に迷っている人を道案内することになってしまうので、面倒がったのび太もう一つの道を選ぶことにする。

 

そちらの道では先生に出会ってしまい、宿題のことでまたお説教されてしまう。道案内の方を選んだらどうなったかを調べてみると、道案内したことでその人に感謝され、しかもそれを見ていた先生にまで誉められてしまうことがわかる。

のび太は急いで道案内の方の道に向かうが、結局また先生に怒られる羽目になってしまう。それでもしずかの家に向かうのび太はまた分かれ道で未来をチェックする…。

すると…、

 

片方では野球ボールにぶつかったり犬にかまれたりして、もう片方の道ではジャイアン達に野球に誘われてしまっていた。

どちらの道にも障害があることを知って歩みを止め、泣いてしまうのび太。

のび太を諭すドラえもん。

先程の大岩選手にしても、チャンピオンへの道を血のにじむようなトレーニングで切り開いていったのだと。それを聞いたのび太は自分の力で困難に立ち向かっていく覚悟を決め、ボールにぶつかったり犬にかまれてもなおしずかの家に向かうのび太を見て、少しはたくましくなったのかと思うドラえもんだった。

 

 

By ☀GENKI