ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スターウォーズ) 感想^^

 

あらすじ・解説

脚本は原作者の藤子・F・不二雄。監督、芝山努。主題歌「少年期」を劇場版「ドラえもん」シリーズの主題歌作詞を数多く手掛けている武田鉄矢が歌った。ド ラえもんとのび太、しずかはビデオを撮影中に小さなロケットを発見する。そのロケットは“ピリカ星”の大統領パピが乗ってきたものだった。パピは独裁政治 を行おうとしている反乱軍から身を隠すため、地球に逃れてきたのだ。だが、反乱軍の首謀者ギルモア将軍は、パピを捕らえようと追跡部隊をさし向けてくる。 パピを守るため、ひみつ道具の“スモールライト”でパピと同じ大きさになり、“かべ紙ひみつ基地”にパピをかくまうドラえもんたち。だが、ギルモア将軍の手下にスモールライトを奪われたうえ、しずかを人質にとられてしまい…!?

 

 

ここから、レビューです^^

 

舞台は第2作目『宇宙開拓使』に引き続き宇宙なのだが、

その内容は『スター・ウォーズ』を引き写した本格的なSF戦争アクションになっている。

MGMロゴマークのパロディのオープニングは趣向が凝っていて、とても面白いと思う^^

後日別記事で藤子先生の工作熱を取り上げたいと思っているのだが、

藤子先生のお家芸のような序盤のジオラマシーンなどもあり、遊び心に富んでいる^^

 

今作、キーとなるひみつ道具はスモールライトで、序盤お腹いっぱいメロンを食べてみたり、

しずかちゃんの牛乳風呂入浴シーンがあったりと、小さい体を満喫していながら

(子供の頃、すごく憧れたのを思い出します^^)

そのこと自体が中盤以降では枷となり、緊迫感をずっしりと増してくれている。

 

また、今作は伏線の張り方が上手すぎるというしかないほど、丁寧な構成となっている。

この完成度の高さは、20歳になった今ようやくわかり、かなり驚かされた!^^

オチは、スモールライトの効果が切れて大きくなったドラえもんたちが大暴れするという展開になるが、

(子供ながらに正直強引な展開と思いつつ、キングコングのように暴れるドラえもんが好きだった^^)

実は、中盤において伏線が練りこまれている。下のシーンなのだが、

「こんな変な道具を出すなんて!」「永久にきくクスリがどこにある!」というなんでもないやりとりに

みえていたのだが、これこそが伏線。

永遠に続くことはない、という気付かないほど綿密であり大胆な伏線使いは神業とも思える^^

 

本作で、大きな成長を見せるのは、しずかちゃんスネ夫である。

しずかちゃんはあくまでも普通の女の子として描かれていて、本当は怖くて今にも逃げ出したいのだが、

泣きながら勇気を振り絞って立ち向かっていく。

また、序盤でいつもの自慢キャラ、中盤でかなりのヘタレキャラを見せるスネ夫は、

怯えている女の子を一人では行かせられない、守らねば!と漢気を見せてくれ、

臆病なスネ夫も、自分のやるべきことを勇気をもって乗り切るという大活躍をしてくれる^^

エンディングで、スネ夫はお調子者に戻るが、映画版スネ夫がうまく位置づけられ、キャラが深まったと思う^^

 

そして、忘れてはならないゲストキャラは・・・大統領パピと思いきや、ドラコルル長官だと思う。

知力によって自由同盟の動きを完全に封じ込め、ドラえもん達の弱点スモールライトを突くという周到なぶり。

張り巡らされた策略。ドラえもん・のび太・ジャイアンを銃殺処刑一歩手前まで追いつめた狡猾な彼は、

さすが諜報機関のリーダー、敵ながら天晴れという相応しい存在感を誇っていた^^

 

最後に、武田鉄矢が歌う主題歌「少年期」とのコンビネーションは、もはや反則級の影響力を持ち、
作りの細かさ、戦闘シーンの豪華さなど、ほとんど隙がないかなりの名作だと思う。
ちなみに、自分が今思うドラえもん映画の中で、No.2といえる存在なのだ^^

 

今作品のオマケは少なめですが・・・

セーターで目隠しするジャイアン。闘牛?の音楽が流れて好きなシーンです。

ギルモア将軍が言う事を聞かせるために運転ロボットを殴る場面。

(ギルモアさん、これはダメですって。どんだけ強い力で殴ったんですか??)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。