ドラえもん のび太の日本誕生 感想^^

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あらすじ・解説

 

脚本を原作者の藤子・F・不二雄が執筆。監督、芝山努。主題歌「時の旅人」を西田敏行が歌った。家出を決意したのび太たちは、タイムマシンで7万年前の日 本へ。現代に戻ってみると、時空乱流に巻き込まれて7万年前から現代の日本に流されてきたという原始少年がいた。クルルという名のその少年は、中国にある “ヒカリ族”の子どもで、猿人に近い種族“クラヤミ族”に襲われたのだと言う。早速、7万年前の中国に向かうドラえもんたち。そこでは、自称妖精王の“ギ ガゾンビ”が、クラヤミ族や土偶の怪物“ツチダマ”を使ってヒカリ族を捕まえていた。ドラえもんたちはヒカリ族を助け出し、日本まで避難してくる。さら に、持ち帰ったツチダマの成分から、それが未来の物質であることを知る。ギガゾンビは未来人なのか…? ドラえもんたちは慌てて7万年前の世界に戻る が…!?

 

ここから、レビューです!^^

 

記念すべき10作品目を集大成にしようという気概を感じる作品です。

恐竜から始まり、宇宙や海底、未開の地へ行ってみたり、ひみつ道具によって作り出された架空の世界など

今まで様々な旅をしてきましたが、原点回帰という意味で「日本」がテーマとなっています。

 

家出したいのだが、日本に自由な土地がないことに不満を感じたのび太たちが、

“過去に行けば自由な土地や暮らしがある”その思いから始まる物語です。

出だしのシーンで、家出し行き場のないのび太をジャイアンとスネ夫がからかうシーンがあるのですが、

二人の後ろには不動産になっているという、思わず「うまい!」と思わせる作画にニヤリとしてしまいます^^

 

悪役ギガゾンビというネーミングが脱帽ものなのだが、ギガゾンビがしていることと、

のび太たちが面白半分でしている行為は遠いということはほとんどないと思わせる。

そのあたりが、ドラえもんの悪役は「人間の業だなぁ~」と思わせるとこだといえるだろう。

今作品は、ラスボス・ギガゾンビよりも、その手下のツチダマ君のほうが正直いって怖い。

ドラえもんの映画は、この手のトラウマになりそうなギリギリのキャラ作りがうまいと思わせるところだと思う。

あと、ドラえもんの神隠し説明もオドロオドロしさ満点で、けっこう不気味さがある・・・。

 

のび太は、今作品では伝説上の三動物、ペガサス、グリフィン、ドラゴンを創り出す。

これが、ものすごく子供心をくすぐり、三匹との交流を通して、のび太の独創性と優しさが伝わってくる。

しかし、25作品を通して観ていて思ったことだが、第19作品目の「南海大冒険」でのび太は

マッドサイエンティストに対し、「人間が動物を勝手に作り替えるなんて、許さない!」と言う場面があり、

矛盾している気を憶え、正直いろいろ考えずにはいられなくなる。

 

日本誕生をしっかり見ると、人間誕生とも思わせる自己矛盾も含む名作といえる^^
ただ、それを出したかったためなのか、
劇場版ではタイトルの「日本誕生」という意味がわからない改変があり、
なんで、抜いたのか、という疑問を持たずにはいられなかった。
第10作目記念作品としては、ものすごく価値のある作品だと思った^^

 

 

 

ここからは、オマケのコーナーです^^

 

「これ、カブじゃん!」というスネ夫を構わず、収穫するドラえもん。

何気なく、標識で「カツ丼」と書いてるのが可愛らしい^^

ちょっと怖いママシリーズです・・・。

期待を全然裏切らない迫力です!

ドラゴンを観てびっくりし、逃走してしまったワニです^^

けっこう速くダッシュで逃げてます^^

「バーベキューにするぞよ!」とノリノリで雷を放出するドラえもん(左)と

その被害に合う哀れなクラヤミ族・・・。

とりあえず人間なんで、電気攻撃弱いんですけども??