ドラえもん のび太と竜の騎士 感想^^

あらすじ・解説

原作者の藤子・F・不二雄が脚本を執筆。監督、芝山努。0点の答案用紙をママから隠そうと、のび太はドラえもんに頼んでひみつ道具“どこでもホール”で地 下の空洞に行く。ところが、そこで偶然、広い地下洞窟を発見し、みんなを呼んで地底探検をすることに。が、その最中にスネ夫が行方不明になってしまった。 慌ててスネ夫を探しに出かけるが、なんと肝心のドラえもんたちが人を食べる竜人“ナンジャ族”につかまってしまう。危機一髪というところを助けてくれたの は、竜の騎士バンホーだった。バンホーに連れられ地底人たちの首都を訪れたのび太たちは、そこでスネ夫に再会する。しかし、親切そうに見えた地底人たち は、実は地上征服を企んでいた。それを知ったドラえもんたちはなんとか地上に脱出しようとするが、再びナンジャ族に襲われてしまう。またもや地底人に救わ れたドラえもんたちはそのままバンホーたちが乗る巨大な船で地上に出る。しかし、そこはなんと6500万年前の世界だった! 地底人たちの真の企みとは いったい…?

レビューしていきます^^

 

今までの4作品『海底鬼岩城』~『鉄人兵団』の名作ぶりのため、印象が若干薄い作品ではある。

ただ、今作は明確な悪役がいない、というアニメの常識を破った面白い取り組みも入ってたことに気付かされます。

 

ドラえもん映画の王道パターンといえば、のび太のわがまま→ドラえもんのひみつ道具

→予期せぬイベント!!というのが自然な流れになっているのだが、

今作では奇妙な出来事に巻き込まれてしまうのは、スネ夫というわけです。

 

普段の映画よりも、未知の世界の説明に重点が置かれ、現実の神話や伝説、

カニバリズムのようなオカルト要素、地底での美術設定に力を入れて描かれることにより、

確かな説得力と異質な世界観を堪能することができる。

 

掴みにくいゲストキャラとの関係も合わさって、のんきなギャグシーンは多くないのですが、

話が進んでいくにつれて、「なるほど!」と思わせる伏線回収。絡まった紐がすーっと解かれていく。

 

 

今作品で印象に残っている場面は、地底でピクニックに出かけるシーン

『ヒカリゴケ』によって年中照らされているが、雨や雪が降ることはなく、

雲すらかからない。夜は真っ暗で、星も出ることはない。

ローが5人の話を聞いて思い描く地上は、「夢の世界」そのものに違いなかったはずだ。