青春アドベンチャー/フランケンシュタイン

まとめて録音してもらっていた青春アドベンチャー「フランケンシュタイン」を一気に聴きました。

 

正直、「フランケンシュタイン」という作品に刷り込まれていたイメージと、原作は全然違いました。

  • 身体についている電極にエネルギーの電流を流されたことで、命を吹きこまれた。
  • マッド・サイエンティストが怪物をフランケンシュタインと命名。
  • 生まれた直後、マッドサイエンティストを殺害。
  • 街中で破壊を愉しむフランケンシュタイン。

これが、聴く前のフランケンシュタインのイメージ。

(たぶん、ハリウッド映画の「怪物」ギギギッ、フガー!というのと

藤子不二雄Aの「怪物君」の影響が強く、ごちゃ混ぜなイメージを作っていたようです)

 

 

 

でも、本編を聴いていくと・・・、

  • フランケンシュタインは、ジュネーブに住む向上心と希望に溢れたひとりの優秀な学生の名。
  • 彼の好奇心によって生み出された怪物に名前はない。
  • 人間らしい感情と知性に加えて、強い意志を持った存在。
  • 怪物の悲劇は人間らしい感情を持ってしまったことから生まれる。。
  • 容姿が不気味という外見だけで怪物と言われ、暴力行為で迫害を受ける。
  • 独学で人間の言葉を覚え、目の見えない老人だけが差別なく接してくれる。
  • 小さな子供でさえ彼の事を怪物と恐れ、可愛さが憎しみに変わり殺害してしまう
  • その犯人を別人に仕向けるという高度なトリックを使う。←とても理知的!
  • 自分を生み出したまま逃げだしたフランケンシュタインに復讐することを決意。
  • 無計画に通り魔のように人を殺すのではない。
  • フランケンシュタインの大切な人物を一人また一人と殺し、苦しめていく。

「フランケンシュタイン」はSF小説の起源と言われると同時に恐怖小説の古典とも言われています。

有名な作品でありながら、映画や漫画のイメージのほうが強く、数々の誤解をされていると思います。

語られるのは好奇心からまがい物の神となってしまった男が、復讐の鬼と化した怪物から与えられる

苦痛と苦悩です。同時にそこにしか目的を見出されない醜く孤独な怪物男の不幸。

正直、パニックもののホラーだと思っていたフランケンシュタインは、

後の人造人間が出てくる作品に悲壮感や倫理観などの影響を与えたんだなと感じます。

そしてそして、声優陣と編集の良さもあるでしょうが、何よりメアリーシェリーの原作が凄い緊迫感。

 

全く違ったイメージしか無かった自分にとっては衝撃でした。

 

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▼青春アドベンチャー『フランケンシュタイン』(全10回)

【放送日】2011年

2月21日(月)~2月25日(金) 22:45~23:00(1-5回)

2月28日(月)~3月4日(金) 22:45~23:00(6-10回)

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原作:メアリ・シェリー 訳:小林章夫 脚色:坂本正彦 選曲:黒田賢一 演出:藤井靖

技術:糸林薫(1~5) 北原悠介(6~10)

音響効果:坂本愛(1~5) 米本満(6~10)

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出演:

今井朋彦 井上倫宏 寿大聡 亀田佳明 大林隆介 温井摩耶 立木文彦 金内喜久夫

関輝雄 渋谷はるか 本多新也 串間保高瀬哲朗 多田直人 小林親弘 浅場万矢

小川隆市 中平良夫 ほか

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あらすじ:

北極探検隊を指揮する青年ウォルトン隊長は、氷の海で漂流していた科学者ヴィクター・フランケンシュタインを救助する。

謎の巨人を追跡しているというヴィクターは、自らが体験した悲劇を語り始める。

生命の原理を究めようと、家族や婚約者のことも忘れ実験に没頭した結果、造り出してしまったものが怪物と化して…。

科学技術が勃興した18世紀末、野心に取り憑かれた科学者が怪物に翻弄され立ち向かう苦悩と冒険を描き、「最初のSF」とも称されるゴシック小説の古典のオーディオドラマ化。

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