「貼ってから書く」ではなく「書いた文字が貼れる」 謎のツール・もじピタ!(ゼブラ)。
「ペンで文字を書く → テープの粘着面にインクを乗せ換える → テープとして貼る」という一連の流れを持り、これまでにはなかった面白い文房具「もじピタ!」(ZEBRA)を今回紹介します。 革新的で興味深い技術が「もじピタ!」には備わっており、便利な使い道を模索中です。
記事の内容をざっくり紹介!
- 平面で文字書き、曲面にテープとして貼る。それが「もじピタ!」
- もじピタ!のテープはしっかりくっつく。大雑把が良さげ?
- もじピタ(=透明なテープ)を利用して、ラベリングとファイリングに使ってみる♪
- まとめ: 不思議なマッチングで転写する・もじピタ。ペンとテープは、ゼブラとニチバンの共同開発。
目次(ざっくり内容紹介)
平面で文字書き、曲面にもテープ貼り。それが、「もじピタ!」
テープケースの平たい筆記台に専用のペンで文字を書き、こすると、テープにその文字が。
テープカッターにプラスチックのベロ(筆記台)がついた「もじピタ!」。 使い方は、
- 「もじピタ!の専用ペン」で筆記台に直接文字を書く。
- 書いた文字にテープをかぶせて、しっかりとなぞる。
- くぼみに指をかけながらテープを剥がすと、筆記台の文字(インク)を写し取る。
- 貼りたい物・場所の汚れを取ってから、テープを貼る。
つまり、テープの粘着面(内側)にインクをつけるという方式をとっています。すなわち、テープ表面にインクが乗っているわけではない為、貼った後に文字が擦れて消えることはありません。
また、対象物に直接書くわけではなく、プラスチックの平面上で安定して、文字や絵書くことが出来ることもポイントです。それから、間違っても書き直せる点も利点といえます。
もじピタ!のテープはしっかりくっつく。大雑把が良さげ?
もじピタ!のテープは、水回りでも剥がれにくいという強さ・粘着力を持っています!
食品容器や水回りで使うことを想定されたテープだからこそ、しっかりとくっつく実力を見せつけてくれます。ただ、その反面、写し取ったテープを剥がす際、たとえくぼみを使ったとしても裂けやすいことには注意すべきです。
ココでは、多少もったいないですが、テープを多めに取り出し、持ち手の余分を作ると「裂けて残念になるリスク」は格段に減ります。「もじピタ」を使う場合には、ムダを省こうと神経質にならず、テープの幅1.8cmに合わせるよう、少し大雑把に楽しみながら使ったほうが快適です。
もじピタ(=透明なテープ)を利用して、ラベリングとファイリングに使ってみる♪
貼ると透明になるからデザインを邪魔しないのが嬉しい♪
大人が「もじピタ」を使う場合を考えると、ラベリングにガッツリ使えると思います。今まで、付箋やマスキングテープを使って、ラベリングをしていたのですが、書いた文字を確実に貼れる「もじピタ」のほうが相性が良さそうです。
また、「しっかりと字を書ける」「字面は接触が少ない」「粘着力が強い透明テープ」という特性を踏まえれば、お気に入りの柄のクリアファイルで書類整理を行いたい人にとって格好のツールです。(この用途の場合も、多めにテープをとり丸めると、貼り直しがしやすく便利デス。)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
不思議なマッチングで転写する・もじピタ。ペンとテープは、ゼブラとニチバンの共同開発。
です。
「自分で書いた文字を粘着面に転写できる」画期的で興味深いツール・もじピタでした。
「もじピタ!」は、まだ出たばっかりの商品なので、専用のペン・テープは限られていますが、色とサイズのバリエーションが増えてくれると、面白い使い道・用途がありそうで夢が膨らみます。
ただ、実は、もじピタの記事を書く際、当初「小さい子どもを持つ親御さんにオススメの名前書き道具・新学期の準備アイテムのひとつ」として紹介しようと思っていたのですが、途中で方向転換しました。おそらく、入園、入学前の子供を持つ親にとって、子供の道具や持ち物への名前書きは量が多くて、負担の重い作業だと思います。
従来の名前書き用のペンやシールでは、立体物には書きにくく、剥がれやすいなど、手軽で万能なものはあまりなかったので、「もじピタ」はオススメだと思っていました。しかし、もじピタも単純ですが、書く必要があります。
そのため、こと「同一文字列を大量に記すという名前書き作業」に於いては、文具好きの私だったら「おなまえスタンプ」をおすすめします。 そう考えると、もじピタの本当の強みは、手書き文字で手軽に使える点です。持っていれば重宝するナイスツールなわけで、用途に合わせて使い分ける、それが文具の賢い使用法です。