良さそうな鉛筆キャップが、タイの文房具メーカー「GREYRAY」からやってくる。
「新しい雰囲気の鉛筆キャップ」 期待に胸を膨らませていたところ、タイから届いたレトロな鉛筆のキャップ。そのシンプルさとコンセプトはなかった!と思いつつ、早速使ってみました。
おそらく、ステッドラーの青い鉛筆・マルス ルモグラフを使う人には大歓迎な代物です。ただし、国産鉛筆(三菱鉛筆のHi-Uni・ハイユニ)も使っている私としては少し残念な感じでした。
記事の内容をざっくり紹介!
- デッサンに使うような8B鉛筆の芯を守る! カラフルなペンシルキャップ。
- ただし、デッサンに使われる国産鉛筆の代表格 Hi-uniとの相性は最悪!?
- 相性が悪いとはキャップにならない! お馴染みの鉛筆キャップと比較する。
- まとめ: カラフルルモグラフペンシルキャップ。シンプルで合いそう!
目次(ざっくり内容紹介)
デッサンに使うような8B鉛筆の芯を守る! カラフルなペンシルキャップ。
タイの文房具メーカー・GREYRAYが手がけた、カラフルな鉛筆キャップ・EE DEFENDER。
商品名である「EE」とは、Extra Extraのことであり、鉛筆の芯の太さ、8Bを意味しています。
このEE DEFENDERは、そのような太さの鉛筆を使う機会が多い美術やデッサンを嗜む人々が主なターゲットであり、長く削ったために折れやすい鉛筆の芯を守るというのがコンセプトです。
http://vimeo.com/80596637 | http://vimeo.com/80596636 |
ただし、デッサンに使われる国産鉛筆の代表格 Hi-uniとの相性は最悪!?
三菱鉛筆のHi-uni(ハイユニ)、ステッドラーのMars Lumograph(マルス ルモグラフ)の2強。
絵やデッサンの「基本」、鉛筆。ただ、絵をしっかりと描くことからは暫く遠ざかっていたため、美大出身の友人に「オススメの鉛筆や周りが使っていた鉛筆」を聞いてみました。
聞いてみると、面白いほどに上の2つの鉛筆に集約されていました。(ファーバーカステルの9000番は、個人的に気になったものであり、後ろのテストでも使ったため写真に載っています)
まず、えび茶色の重厚感すら感じさせる姿 三菱鉛筆のHi-uni(ハイユニ)。10B~10H
ベーシックであり、一般筆記にもよく使われる高級鉛筆です。また、きっちりした「なめらかさ」があり、ステッドラーよりも若干鉛筆が太いため、手への負担も軽いとのことです。
そして、濃い鉛筆(B以上)には特に定評があり、使う人は多いとのことです。また、メジャーなので入手しやすいことも強みといえます。
そして、蒼き清廉なフォルム、ステッドラーのMars Lumograph(マルス ルモグラフ)。8B〜6H
青のボディでお馴染みの「描画・製図用鉛筆」として安心して使えるスタンダードな鉛筆です。ハイユニの逆側である薄い鉛筆(H以下)選びには、硬さと色合いの関連で、ルモグラフを使う人が多かったそうです。ただし、若干芯が折れやすいそうです。
相性が悪いとはキャップにならない! お馴染みの鉛筆キャップと比較する。
実は、ルモグラフよりも、ちょこっと太い三菱鉛筆のHi-uni(ハイユニ)。
Hi-uni(ハイユニ)をEE DEFENDERに挿し込もうとしても、胴の部分がつかえてしまい、キャップがつかない状態です。似た状況は、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルUFOの場合にも起きていました。
ただし、UFOの場合には、Hi-UNI、UNI、ファーバーカステル9000番、ステッドラーのルモグラフ、スタビロの288などを入れてみると、一応すべて入りました。(ただし、軸が少し太い鉛筆はうっすら傷が付きます。)
どの鉛筆だったら、EE DEFENDERが使えるかを手持ちの鉛筆で調べてみました。
- 国産鉛筆: 軒並み全滅…。
- ステッドラー: WOPEX アウト!
- ファーバーカステル: 9000番 ギリギリ!
- ステッドラー: ルモグラフ ピッタリ!
- 追記: リラのグラファイト鉛筆にも良さげ!
という結果になり、ルモグラフ用キャップといったところです。
ちなみに、調べてみた結果、JIS(日本工業標準調査会)で定められていた鉛筆と色鉛筆の太さ(軸径)は8.0ミリメートル以下となっていました。EE DEFENDERの内径が気になります。
それから気になって聞いてみたことですが、タイではHi-uni(ハイユニ)は流通していないとのことです。 気になることが次から次へと出てきました。
お馴染みの鉛筆キャップと比較してみる。
お馴染み! 「クロームサヤ」とよばれる金属製の鉛筆キャップ。
大人も使える鉛筆キャップといえば革製以外なら、これを想像すると思います。昔からあるロングセラー品であり、金属だからこその安定性と耐久性があります。
また、緩め、きつめなどの微調整も、スリットの働きによって出来るので、サイズ面での柔軟性もあります。しかし、鉛筆に傷が付きやすいことがデメリットでした。ちなみに、EE DEFENDERで丁度良かったルモグラフは当然の通り、カポカポ気味です。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
カラフルルモグラフペンシルキャップ。シンプルで合いそう!
です。
子供用でも、クロムメッキ製でも、革製のものでもなく、カラフルで良さそうと思った鉛筆キャップでした。
しかし、私が使いたいと思っていた鉛筆が入らなかったことは残念でした。ただし、ルモグラフとはピッタリ合うため、H以下の鉛筆用キャップに丁度いいかなと割り切ろうかと思ってます。ですが、通常筆記には、Hなんて薄い鉛筆、ほとんど使いません。どうしよう…。