(2018年6月29日更新)
それぞれの万年筆に 思い入れがあります。その中でも、特に 見て楽しい、触って楽しい、書いて楽しい、テンションの上がる お気に入りの万年筆を紹介します。(評価の基準は 好みの見た目かどうか、書き味、思い入れの深さ、思い出補正など。殿堂入りの万年筆の入手難度は 総じて高く、ペン先は ほぼ調整済み)
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記事の内容をざっくり紹介!
- スーベレーンM320・オレンジ / ペリカン(Pelikan)
- プロフェッショナルギア・マーブルエボナイト(クロスエンペラー) / セーラー万年筆
- スーベレーンM800・CB(中字 : M) / ペリカン(Pelikan)?
- ピッコロのロングサイズ仕様・洗い朱(極細 : EF) / 中屋万年筆(NAKAYA)
- デュオフォールド・オレンジ インターナショナル(細字 : F) / パーカー(PARKER)
- タウト・ペルナンブーコ(ウェーバリー : WA) / スティロアート
- ドルチェビータ・ミディアム(中字 : M) / デルタ(DELTA)
- マーレ・イオニア(中字 : M) / アウロラ(AURORA)
- ドルチェビータ・マスターピース(太字 : B) / デルタ(DELTA)
- タウト・インキ染 拭き漆(フォルカン : FA) / スティロアート
- まとめ: どの万年筆、みんな大事。一本一本、今日も愛でます。
1.
スーベレーンM320・オレンジ / ペリカン(Pelikan)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]華奢で可愛らしい ペリカン(Pelikan)のミニ万年筆・スーベレーンM320。
万年筆に興味を持った頃、色々と調べていた際に、その「ビジュアルの愛らしさ」と「型番」に心を大きく揺さぶられ、探しに探した万年筆。はじめて入手した「オレンジ色の本格万年筆」であり、オレンジ色の万年筆に夢中になっていくキッカケにもなりました。
沢山のオレンジ軸を見てきた中で、スーベレーンM320 オレンジの明るい色彩・透け感は やはり絶妙。
「実用性」より 「洒落っ気」に依る『フワッと柔い書き心地』も非常に楽しく、他の字幅が気になるほど陶酔。 探し求めていた結果、縁があって、 全字幅五本の入手に成功しました。
思い入れの深さ + どストライクな見た目で評点はMAX。お気に入り万年筆ランキング、堂々の一位です。
[rate title=”この万年筆(スーベレンM320)の評価”][value 5]見た目 / デザイン[/value][value 4.5]書き味[/value] [value 5]思い入れ・思い出補正[/value][value 5 end]総合評価[/value][/rate]
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2.
プロギア・マーブルエボナイト(クロスエンペラー) / セーラー万年筆
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]ぬっちょりとした書き心地が 最高にキモチイイ。
角度のアタリがシビアになる「太字」の傾向がなく、ひねりへの対応も難なくこなすクロスエンペラー。
じゅるじゅるツユダクインクフローによる なめらかさの極致。首軸を色々なボディと合わせてみた結果、ずっしり重みのあるエボナイト軸で シナジーが発生。 エボナイト製の軸は 手によく馴染み、ジャバジャバのびのびと書くのは、マジで楽しいひととき。(赤茶と黒が混じり合った様は渋く、とても恰好良い)
[rate title=”この万年筆(プロギア・マーブルエボナイト・クロスエンペラー)の評価”][value 4.5]見た目 / デザイン[/value][value 5]書き味[/value] [value 4]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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3.
スーベレーンM800・CB(中字 : M) / ペリカン(Pelikan)?
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]持ってる中でも異端の改造品だったり…。
探して見つける出会いが殆どですが、これは意図せずに出会ったパターン。ただ、この見た目は衝撃的で、飴細工を思わせる優しい色調の胴軸に、すっかり一目惚れ。洒落た軸に 「PF」という刻印が入ったニブも装備した「好き」のてんこ盛り。書いて楽しい・観てて楽しい だいすきな万年筆です。
[rate title=”この万年筆(スーベレンM800 カスタムバインド 中字:M)の評価”][value 5]見た目 / デザイン[/value][value 4.5]書き味[/value] [value 4]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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4.
ピッコロのロング仕様・洗い朱(極細 : EF) / 中屋万年筆(NAKAYA)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]キャップとボディの間に段差やリングのないシンプルなデザインで 漆塗りの美しさが引き立つ。
エボナイトの軸に 明るい朱色の漆塗りが施され、螺子のところには エボナイトの黒色が控える。赤備えの鎧を連想させる佇まいは「粋」という言葉がよく似合います。 また、漆の感触は しっとり手にやさしく、書き手用に最適に調整された極細のペン先も手伝って、この中屋の万年筆で 毎日、日記をつけています。
[rate title=”この万年筆(ピッコロ ロングサイズ 洗い朱 極細:EF)の評価”][value 4.5]見た目 / デザイン[/value][value 5]書き味[/value] [value 4]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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5.
デュオフォールド・オレンジ(細字 : F) / パーカー(PARKER)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]クラシカルな色調のオレンジ軸・パーカーのデュオフォールド。
ペン先は割と硬め、しっかりカッツリ・コツコツ書きやすいのが 私好み。また、このデュオフォールドで書くと、トメ・ハネ・ハライが利きやすく、その書いた字・筆跡が なんか好きっていうのも ついつい手に取る理由。キラキラ輝く軸とは異なる「落ち着いたオレンジ色」がステキです。
[rate title=”この万年筆(デュオフォールド オレンジ インターナショナル 細字 : F)の評価”][value 4.5]見た目 / デザイン[/value][value 4.5]書き味[/value] [value 4.5]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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6.
タウト・ペルナンブーコ(ウェーバリー : WA) / スティロアート
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]木軸が欲しい。ペン先も個性があるモノならベター。
木軸の万年筆にも オレンジ色を求めたコトで、木の種類は「ペルナンブーコ」で 候補の物色。
あれやこれや吟味している最中に訪れたスティロアートのイベントで、この軸を発見。オレンジセンサーにビンビン反応するほど、鮮やかな発色だったので まずは確保。お次は ペン先。日本製金ペン首軸と互換性がある中で、バリエーション豊かな Pi10号から 使ってみたかったウェーバリー(WA)をチョイス。
ぷるぷるっとしたモチ肌をなぞるように 滑らかなウェーバリーの書き心地。木の軸のバランスも研究されており、ポテンシャルを 奈何なく発揮。安定感のあるウェーバリーの書き味は、書きたい気持ちを存分に掻き立ててくれます。(使い込んでいくと、どんな風にエイジングしていくのかも楽しみ♪)
[rate title=”この万年筆(タウト・ペルナンブーコ ウェーバリー : WA)の評価”][value 4.5]見た目 / デザイン[/value][value 4.5]書き味[/value] [value 4]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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7.
ドルチェビータ・ミディアム(中字 : M) / デルタ(DELTA)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]オレンジ色の万年筆の代表格・デルタのドルチェビータ。
堂々たる王者の貫禄。黒とオレンジのコンビネーションであり、コントラスト。デルタの幕引き、残念でなりません。
[rate title=”この万年筆(ドルチェビータ ミディアム 中字 : M)の評価”][value 5]見た目 / デザイン[/value][value 4]書き味[/value] [value 4]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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8.
マーレ・イオニア(中字 : M) / アウロラ(AURORA)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]清水の舞台から飛び降りる思いで入手した アウロラの限定品「マーレ・イオニア」。
アウロラのオレンジ色の万年筆が欲しいと思っていた 2013年に出会った一本。デルタのドルチェビータが 威厳ある王様ならば、このマーレ・イオニアは うっとりするほど美しき女王。鮮やかなオレンジ色が ボディとキャップの両部分を占め、意匠に富んだリングが 凛々しさを醸し出しています。
(余談ですが、マーレイオニアを持っていたコトが 全身オレンジの万年筆を購入するときの指標でした)
[rate title=”この万年筆(マーレ・イオニア 中字 : M)の評価”][value 5]見た目 / デザイン[/value][value 3.5]書き味[/value] [value 4.5]思い入れ・思い出補正[/value][value 4.5 end]総合評価[/value][/rate]
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9.
ドルチェビータ・マスターピース(太字 : B) / デルタ(DELTA)
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]もふっとした毛並みのような模様が面白いドルチェビータ・マスターピース。
持っているオレンジ軸とは毛色が異なるので、ずっと気になっていた万年筆。
ただ、模様の出方が一本一本大きく異なるタイプなので、色々なお店で沢山見せてもらっている内、段々と どれがいいか訳が分からなくなって、フェードアウトしたパターン。しかし、デルタ社の廃業発表を受け、駆け込み。残っていた数本に、斑の入りが 好みの一本があり、連れて帰りました。
[rate title=”この万年筆(ドルチェビータ・マスターピース 太字 : B)の評価”][value 4.5]見た目 / デザイン[/value][value 4]書き味[/value] [value 3.5]思い入れ・思い出補正[/value][value 4 end]総合評価[/value][/rate]
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10.
タウト・インキ染 拭き漆(フォルカン : FA) / スティロアート
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell][/cell][/yoko2]万年筆のインクで木の軸を染め、拭き漆を幾度も施した万年筆。
スティロアートで出来るコトを知った頃、新商品として登場した変わり種が「インキ染拭き漆」。木地に、インクと漆を重ねたコトで 、木の表情と奥行き(3D)を味わえるのが 此の品。 特に、私のモノは、ギンギンギラギラ感が凄く、このような顔は 他の軸で なかなか見たことがありません。
また、今のところ、首軸は カスタム912・FA(フォルカン)を装着。クバクバと筆圧のかけ方でしなり、字幅に変化があるのが楽しいので 緩急をつける意味合いで じゅおじゅお使っています。
[rate title=”この万年筆(タウト・インキ染 拭き漆 フォルカン : FA)の評価”][value 4]見た目 / デザイン[/value][value 4]書き味[/value] [value 3.5]思い入れ・思い出補正[/value][value 4 end]総合評価[/value][/rate]
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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
どの万年筆も、みんな大事。一本一本、今日も愛でます。
です。
好きな順に並べてみて、やっぱり「オレンジ色」が相当に大きな要素だと再確認。
評価のランキングを数値化し見返すと、1位「スーベレンM320」 〜 5位「デュオフォールド」の位置は定まっていて動かなさそうな感じ。書きやすさと見た目の両立 + 手持ちの万年筆を超えるナニカがあるか + エピソードが入る出会いならば尚好し、というのが 最近の万年筆購入においての大きな指標に。
【殿堂入りの10本】に入るほどの万年筆に 今後も出会えるといいなぁ〜。(まぁ、MY総合評価☆4つを越えるほどの万年筆は 大抵大物なので、ゆったりゆったり♪ ちなみに、もっか気になってる万年筆は シグナムのムラーノコレクション・アベンチュリーナです!)
↓ 11位以降も一言二言コメントを添えて、まとめてみました。
- キャップレス(パイロット)・・・キャップがなく、ノック式は 使い勝手がイイ。書き味も良く、コストパフォーマンスが非常に優秀。10位とは僅差。
- スーベレンM800・緑縞とバーントオレンジ(ペリカン)・・・思い入れは最高点。ただ、同格の万年筆には 煌びやかなライバルが多く、10位には及ばず。
- 大陸シリーズ・アフリカ(アウロラ)・・・テッペンに入ったオニキス、そして、入り混じった模様が 趣きある。やっぱり、アンバーよりも オレンジ色に強く惹かれるというコト。
- オジバ・アルバ(オマス)・・・やわらかなフレックスニブがたのしい。しかし、吸入機構のつくりがあまく、水分が飛ぶのが早い。オマス社は倒産してしまったので 使うのが不安。
- マイスターシュテュック146(モンブラン)・・・万年筆のシンボル・モンブランのマイスターシュテュック146。まさに名門のスタンダード。譲り受けた万年筆なので、思い入れは格別。ただ、王道の色なので、自分が買ったかは微妙…。とはいえ、ナンダカンダでよく使っている。
- プロフェッショナルギアとプロフィットの数々(セーラー万年筆)・・・所有している万年筆を見渡すと、数が一番多いのが SAILORの万年筆。店舗限定品という存在。更には、長刀研ぎ・ふでdeまんねんなどの超特殊ペン先。技巧を凝らした軸と 日本の文字に合うように開発されたペン先とのマリアージュは見事。(同系統のシリーズ内でも軸の太さが異なっていて、それぞれ持ち味や書き味に違いがあるので 色々な組み合わせの試行錯誤中)
- #3776 センチュリー 山中と河口(プラチナ万年筆)・・・ガッツリ実用で活躍している二本。プラチナ万年筆のカートリッジに 顔料のブルーとブラックの用意があるのもポイント。
- カスタム74、742、743(パイロット)・・・パイロットが誇る1万円台、2万円台、3万円台とランクアップしていくスタンダードモデル。特に、カスタム742では 15種の個性豊かなペン先を選択可。(縦横で字幅に変化がつくスタブやミュージック、字幅の強弱が出やすい軟調、しなるフォルカン、玉の大きなコース、そして、筆記角度を問わずに安定感のあるウェーバリーなど)
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↑ スティロアートを知ったコトで、木や漆の軸と10号・15号のペン先を組み合わせる楽しみ方を覚えてしまい、ずっぷし浸かってるなう。
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