事務作業の縁の下の力持ち存在といえば、2穴パンチ。
大量の資料や書類を簡単に綴じることが出来るので、手間を減らすため試験勉強用に重宝しています。しかし、正直言えば、お店では、穿孔(穴を開ける)能力を確かめることも出来ず、見た目も似たものがほとんどだったので、積極的にこれがいいと選んだことはありませんでした。
しかし、今回紹介するカール事務器のアリシスは2穴パンチとしては異例の格好良さで所有欲も満たされました。そして、大事な穿孔能力も抜群だったので作業が格段に楽になりました。
記事の内容をざっくり紹介!
- 見た目に惚れた2穴パンチは、カール事務器のアリシス
- デザインは勿論、アリシスは細かな配慮も忘れてはいない
- たわむ感触はない! サクッと綺麗に穴が開きます!
- まとめ: 穴開け作業がはかどる! ホントに事務用品かと思うぐらいカッコいい!
目次(ざっくり内容紹介)
見た目に惚れた2穴パンチは、カール事務器のアリシス
ワインレッドのメタリック塗装ボディでオシャレな穴開けパンチ。
普通の穴開けパンチといえば、ゴツく無機質、いかにも事務用品というイメージがありました。
そのため、アリシスに出会う前は、製品毎にもそこまで差を感じず、とりあえず安いもので済ませていました。しかし、このアリシスを目にしたとき、本体をまとうメタルボディの格好良さ、そして、メリハリが効いた引き締まったデザインに惚れ込み、思わず購入を決意することにしました。
アリシスの他の色には、ブルーとホワイトがあります。
デザインは勿論、アリシスは細かな配慮も忘れてはいない
一つ目の配慮は「フルフラットゲージ」という紙の位置合わせ機能。
サイズが合わせやすいように、しっかりと印字されている!
A4やB4などの用紙の大きさに応じ、中心合わせがしやすいようにガイドが取り付けられています。このガイド機能がはじめて使う人にも親切で、サイズが分かりやすかったです。
他のパンチのガイド部分も見てみたところ、直接サイズが記号で刻印されてあったり、長辺綴じ=S、短辺綴じ=Eと、意味がわかりにくいものなどが多かったです。
しかし、アリシスのガイドははっきりしています。
定型サイズではまずちゃんと停止、正面から見ても白いラインがどこにあるのかが一目瞭然です。サイズや穴開け辺の向きも、イラストと記号が使われているので、迷わずに使えます。しかも、このわかりやすさの部分で他のデザインを殺していないメリハリの付け方が最高です。
また、その分かりやすさに追加して、ガイドの高さが一定で、脚があることもありがたい点です。
他のパンチでゲージを出してしまうと、跡の部分には溝が出来てしまっていました。その溝が出来ると、用紙を当ててもどうしてもたわんでしまいイライラする羽目になっていたのですが、その使いにくさからも解放されます。
次の配慮部分は、ゴミの捨てやすさ。
ほとんどの穴開けパンチの背面には、やわらかいポリエチレン素材のフタがついています。
しかし、ゴミ捨ての際にフタを勢い余って開けてしまい、パンチ屑をぶけまけてしまって散々という失敗を私はよくしていました。
この点について、アリシスは使い勝手が考えられています。アリシスのフタは本体に固定され、写真のように上半分しか開かないようになっています。このお陰で散らかる心配をせずに済むようになりました。
3つ目の配慮点は、収納・使わない時に大切なハンドルロック部分。
穴開けパンチの出番は、あまり多くはないです。
そのため、使わない時にいかに邪魔にならないで収納しておけるかという点も重要です。ハンドルが開いている状態では、体積も大きく収納しておくには不向きです。
やはり、収納時に幅をとってしまう邪魔なモノでは良いモノでも、使う頻度が減りがちですが、ハンドルロック機能が効果を発揮します。ハンドルを閉じた状態でボタンを押せば簡単にロックができます。平たい形状になるだけで、スペースを節約できるため引き出しに入れておけます。
私の場合、デザインが好きなので、ハンドルロックをして机の上に置いて格好をつけてます。
たわむ感触はない! サクッと綺麗に穴が開きます!
肝心の穿孔能力についてです。
デザイン部分を褒めていましたが、アリシス最大の特徴は「穴を開けるのに必要な力が従来カール事務器製品の1/2で済む」ということです。そのヒミツは2重テコです。
心臓部である二重テコの部分を見てみると、奥にバネを使ったテコ、そして手前に円柱状のピストンバーに取り付けられたもう一つのテコが見えます。
切れ味が良いV字の刃。鋭利な刃で積み重なった紙を「切り抜いて」押し進めます。
押した時の感触としては、動き出す取っ掛かりと紙と刃が当たった瞬間だけが重めです。
2段階テコの原理が働いているため、テコの力がかかりだすと一気に紙を突き抜けるようなキモチがいい感触でパンチングが出来ます。紙に当たり、体重をかけて力を込める必要があった従来品と比べると雲泥の差です。
従来品の感触では、パンチの名前の如く、「ぶち抜く」「食い込んでいく」というイメージだったのですが、これは正しく切り抜いて進んでいくイメージです。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
穴開け作業がはかどる! ホントに事務用品かと思うぐらいカッコいい!<
です。
今回購入したのは、一番強力なコピー用紙35枚を打ち抜く「LP-35」でした。
しかし、よくよく考えると30枚もの紙を切り抜く必要がほとんどなかったので、20枚が上限の「LP-20」でも良かったかなと感じています。
このアリシスを使ってみるまでは、 値段が安い穴開けパンチを適当に選んでいました。
しかし、やっぱり良いものを使うと考え抜かれた使い勝手の良さを実感出来ます。安いものでイライラを感じていたので買い替えて正解でした。これがあれば、穴開けかなり楽になります!