夏の文房具イベント『駄目な文房具ナイト』に文房具超人が出現!
駄目な文房具ナイトは、ブング・ジャムの3名(色物文具コレクターきだてたく、TVチャンピオン文具王・高畑正幸、ブンボーグA(エース)他故壁氏)が中心に、文房具について色濃いトークが繰り広げられる愉しいイベントです。今回の濃い文房具超人三者(鉛筆・ミクロ・古文具)のトークは、マニアックで良い変態ぶりを晒していました。今まではustreamで見ていただけだったのですが、今回は観覧に行けて、愉しい時間を過ごすことができました。
参考USTリンク: 駄目な文房具ナイトEX~文房具超人サミット2014~ (http://www.ustream.tv/recorded/50333884)
記事の内容をざっくり紹介!
- 色物文具コレクター・きだてたくさんの中国文具卸売市場潜入話
- 第1の超人は、鉛筆超人。 鉛筆の魅力は”削りカス”!?
- 第2の超人は、ミクロ超人。 電子顕微鏡で見る世界は異次元の領域。
- 第3の超人は、古文具超人。 いにしえより伝わる、文具が使われた情景。
- まとめ: 懐が深い文具の世界! 文房具超人たち、強力です!
目次(ざっくり内容紹介)
色物文具コレクター・きだてたくさんの中国文具卸売市場潜入話
「義烏(イーウー)」国際商貿城の文具ブロック、謎の専門店の多さにビックリ!
「義烏(イーウー)」国際商貿城は、なんといっても広いらしいです。きだてさんが紹介していた千葉県にある体験型リゾート施設『ロマンの森共和国』が40万平方メートル。そこでは、宿泊、食事、湯、遊びの施設がしっかりと揃うほどの広さ、ちなみに、東京ドーム21個分の広さとのことでした。
その中にある文具問屋は、それぞれ専門的に大幅に振れてイッチャッテルそうです。
粘着テープと接着剤専門店、ハサミ専門店、カッターナイフ専門店は分かりやすかったみたいですが、ますます極端になると、バインダーやリングノートなどの紙を留めるリング専門店、植物っぽい見た目のボールペン専門店、輪ゴム専門店、変な修正テープ専門店、イロモノボールペン専門店などなど。こんなのまであるの!?と会場の笑いを誘ってました。
そして、最もマジか!と会場が騒然となっていたのが、ハサミとLEDライトつきペンを入荷したハナシでした。
きだてさんは、ハマったペンが見つかり、”ついつい”買い付けに挑戦したところ、1ロット5,000本という数字にあえなく撃沈。しかし諦めず、別のロット単位が少ないペンで、なんと交渉を始めてしまいました。そして、元々1ロット2,000本を、交渉+泣き落としの末、なんとか500本まで少なくしてもらえることができたのが、ラストの写真に写る満面の笑み きだてさん。
「500本?それは少ない!買います買います」と感覚が麻痺してしまい、その場で冷静になれなかった きだてさんに、会場の全員、「いやいや、その場で気付け!!」と突っ込んでいました。
参考リンク:広大すぎる中国文具問屋へ行く – デイリーポータルZ:@nifty
第1の超人は、鉛筆超人。 鉛筆の魅力は”削りカス”!?
鉛筆超人は、小日向京先生! 著書「考える鉛筆」を読んでいたけど、カラーで映し出された削りカスに更に圧倒。
たかが削りカス。されど削りカス。否、鉛筆の削りカスこそ、鉛筆の魅力。
使う道具によってカタチを大きく変える、鉛筆の削りカス。電動の鉛筆削りを使えば、削りカスは細かくなったり、螺旋状の削りカスを作るためにシャープナーを使ったり、そして自由に削るため、肥後守を手にしてみたり。
絶妙な刃のバランス加減によって成り立つ、鉛筆の削りカス。ここまで超人のプレゼンに魅せられると、鉛筆をすぐさま手に取って、削りたい欲求に刈られました。ちなみに、削りカス以外にも、鉛筆の紙の下に敷くものの話や、持ち歩くことなど、鉛筆を使うことの愉しさを盛大に語っていただき、奥深い世界を知ることができました。今までは意識していなかったような「鉛筆の楽しさ」を存分に教えてもらえたので、次からは意識して鉛筆と戯れてみたいです!
関連記事(実際に削ってみた): KUMのオートマチックロングポイントシャープナーは二段階式の鉛筆削り。鉛筆の木と芯が別に削れるから、キレイな削りカスを作れる!≡
第2の超人は、ミクロ超人。 電子顕微鏡で見る世界は異次元の領域。
ミクロ超人は、東京理科大学の文具研究同好会! 電子顕微鏡でミクロの世界の文具を視る。
ごく小さい存在を捉えることできる倍率の世界。普段、「へぇ、そうなんだ」とメーカーの告知でしか分からない世界には興奮しました。特に、フリクションの新旧比較(新しいものは黒の発色が濃い)は感動モノで、ミクロの世界での進化を目の当たりにして度肝を抜かれました。書いた感覚ではなく、実際に見れる大きさの違いに変化していることを納得しました。私も、他の筆記具のインクがどのように映し出されるのか気になるので、四六時中眺めたいです。
参考リンク: 東京理科大学 文具研究同好会
第3の超人は、古文具超人。 いにしえより伝わる、文具が使われた情景。
古文具超人は、たいみちさん! 100年を超えるような文具に思いを馳せる。
珍しい古文具の数々。ただならぬ雰囲気のクレヨンや掘りが細かい画鋲、1897年の木製カバーの消しゴム等々。古文具で面白かったのは、当時の子供が書いたと思われる紙製石盤でした。算数の「みはじ問題」が異様にかっこ良く、こんな文章で出題されたら読むことに必死になりそうです。話を聞いていて、古文具にも、やはり恍惚となりました。
参考リンク: たいみちさんのブログ記事「駄目な文房具ナイトEX~文房具超人サミット2014~出演しました」
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
懐が深い文具の世界! 文房具超人たち、強力です!
です。
濃いみっちりとした文具話、新発見もあり、共感もアリで楽しかったです!
会場に行って直に聴ける機会。前日まで行くのを迷ってたのですが、行ってきて正解でした。また、『カマタ・ブングジャム』が大田区蒲田で、8月30日にあるので、これも時間を作って参加したいと思います。自分もISOTへと行ってきたので、懇親会まで参加して、文具話に明け暮れたいです!