ずっと使っていなかったDr.GRIP(ドクターグリップ)。久しぶりに使ってみると、想像以上にしっくりきてエース的存在に。
使いやすく、疲れにくい筆記具の先駆者的存在・ドクターグリップ。ぽちゃっとしたボディであり、グリップを握るとやっぱり馴染む懐かしの存在。また、マイナーチェンジを繰り返しつつ、2011年には替え芯に大きな変貌がありました。アクロインキエンジンを搭載するドクターグリップをエースとして愛用しているので、今回の記事で紹介したいと思います。
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記事の内容をざっくり紹介!
- 「人間工学に基づき、首・肩・腕にやさしい」の元祖、ドクターグリップ!
- 2011年以降に搭載! 低粘度油性インク・アクロインキのリフィル。
- まとめ: 20年以上のロングセラーはダテじゃない! 不変のようで松樹千年翠!
目次(ざっくり内容紹介)
「人間工学に基づき、首・肩・腕にやさしい」の元祖、ドクターグリップ!
手が疲れる、しびれる、肩がこる。そんな悩みと別れるため、1991年に生まれたのがドクターグリップ。
適度な重さがあるので、安定し持ちやすくて疲れないDr.Gripシリーズ。絶妙な太さ具合と重さ(23g)が、書きやすさと疲れにくさを支えます。また、このピュアホワイトは、パールホワイト塗装と金属のクリップがシンプルながら、ちょっとだけ良いもの感を出してくれます。
元祖『首・肩・腕にやさしいボールペン』
ドクターグリップ発売以前に主流だったのは、鉛筆と同じ様な細さのボールペン。当時は、日に何十枚も複写伝票を記入するような大量の事務作業をこなす人も、細いボールペンしか選択肢はありませんでした。しかし細軸のボールペンは、長時間の使用や強い筆圧にはあまり適していないため、無理な筆記により手を傷めてしまう人も多くいました。こうした症状を和らげるために考案されたドクターグリップは、人間工学の見地から手に最も負担をかけない形状を模索し、独自のグリップ径を導き出しました。さらにグリップにはフィット感と弾力がある滑りにくいラバーを採用し、画期的な太軸ボールペンが誕生したのです。
現在のボールペンやシャープペンシルは、グリップにラバーを施した太軸仕様が定着していますが、その元祖はやはりドクターグリップ。「いつの時代にもドクターグリップが常にいちばん使いやすい筆記具であるべきだ」という私たちの信念は、これからも決して変わることはありません。
2011年以降に搭載! 低粘度油性インク・アクロインキのリフィル。
アクロインキの替え芯「BRFN」が2011年以降、搭載されるようになり、インクも濃くしっかり出るようになりました。
アクロインキは、ジェットストリームのような低粘度油性インクです。そのため、実際に書いてみると、つるつると滑らかに走るような書き味で、インクもほとんど擦れません。筆圧が弱くてもなめらかにしっかりと書けるため、安心して使えるボールペンだと思います。また、ジェットストリームの書き味と比べると、アクロインキの方が旧油性インキの重い名残を残しているように感じます。
私の場合は、ドクターグリップを握った時のしっくりくる感じ、アクロインキのほうが黒インキが濃いこと、アクロインキのインクの減りがジェットストリームほど早くないことから、アクロインキ+ドクターグリップを使っています。
ちなみに、アクロインキを搭載しているボールペンは他にもあります。
しかし、使おうと考えていた場面は「税理士試験」と限定されたものだったため、私にとって一番扱いやすいものを使うようにしました。実際に、TIMELINEのFUTUREやPAST、コクーン、スタンザなど少し高級なボールペンも試してはみたのですが、速く長時間書き続けるためには、どれも重過ぎました。(見栄を張れるような、自重でキモチよく書けるボールペンは既に持っています。)
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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
20年以上のロングセラーはダテじゃない! 不変のようで松樹千年翠!
です。
シャープペンのドクターグリップだと思って買って、開けてみたらボールペンだった。
思えばその失敗をした中学生以来、連鎖的にドクターグリップを使うのを止めてしまったので、Dr.GRIPを使ったのは実に10年ぶりでした。当時は、今程文具に興味がなかったため、ボールペンは勿論蚊帳の外。「使わないものを買ってしまった…」「油性ボールペンは書きにくい」という負のイメージをドクターグリップにずっと抱いていました。(ちなみに、中学時代、シャープペンはアルファゲルがブームでした。)
しかし、ふと久しぶりに手に取ってみると、ドクターグリップは意外なほどしっくりと来ました。変わらないように見えても、実は意外とバージョンアップをする文具は数多くあります。毛嫌いせず、使ってみるとなかなか良かったです^^