レトロでポップな万年筆クリアーキャンディは1050円! 書き味は伝統を受け継ぐガッチガチの鉄ペン

clearcandy-0e「1,000円で買える万年筆で、そこそこ使えるものはないか?」

普段は本格的な万年筆を使っているのですが、1000円程度の万年筆の書き味に興味を持ち、何本か試しています。今回紹介する1000円で買える万年筆は、レトロでポップな万年筆「クリアーキャンディ」(セーラー万年筆)です。

参考LINK: 復刻版クリアーキャンディ万年筆!新色もそろった全16種類|セーラーショップ

記事の内容をざっくり紹介!

  1. 1976年に発売したキャンディ万年筆が、2011年に復刻。
  2. 新作から2種類購入。透明ゴールド+イカリ&トレードマーク
  3. 書き味はカッチリとした鉄ペン(個体差あり)!
  4. まとめ: 心地よく滞在してもらうための環境づくりに良い!!

 

1976年に発売したキャンディ万年筆が、2011年に復刻。

clearcandy-01セーラー万年筆100周年記念事業(2011年)。

1976年に発売を開始し、1978年3月末までに400万本、累計1500万本以上の大ヒット商品「キャンディ」シリーズが記念事業の一環として復刻しました。この復刻では「女子ペン」を銘打って、若い女性をターゲットに絞った戦略を打ちました。

カラーバリエーションが豊富にし、ポップでレトロな万年筆で勝負をかけたようです。しかしながら、70年代と比べて、多種多様、機能的且つ安価なボールペンが容易に手に入ることもあり、万年筆への関心はかなり薄いのが現状のように感じます。

clearcandy-02clearcandy-03復刻カラーは、上の色(スカイブルー、パープル、グリーン、イエロー、ホワイト、ブラック、レッド、ピンク)。

そして、下の新デザイン(トレードマーク、イカリ、トレードマーク&イカリ、透明ゴールド、透明ブラック、メタリックピンク、メタリックグリーン、メタリックブルー)も追加され、この16種類があります。

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新作から2種類を購入。透明ゴールド + イカリ&トレードマーク

clearcandy-04私は、新作のトレードマーク&イカリ、透明ゴールドの2種類を購入しました。

clearcandy-05clearcandy-06clearcandy-07錨マークがボディにペイントされたモデルです。

店頭で、この万年筆を見た時に思い出したのは、東京ディズニーシーがグランドオープニングした際のピンバッジでした。すっきりとした海を基調とするデザインで、夏にはピッタリです。また、キャップの先端には星マークがついています。

ちなみに、どのデザインのクリアーキャンディを購入するかでは迷いました。やはり、復刻版は当時女子から圧倒的な人気を得たように女子向けその通りという印象を受けました。一方、新しく発売したイカリシリーズ、透明シリーズ、メタリックシリーズは男子も好むデザインになっています。

売り場では、クリアーキャンディは女子向けというイメージが先行するため、男性が購入するのを躊躇することもあります。新しいデザインのクリアーキャンディは、別名称で販売してほしかった、というのが率直な感想です。

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書き味は、カッチリとした鉄ペン(個体差あり)!

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ペン自体の特徴は、軸径φ11.2mm、キャップ径φ13.6mm、全長は収納状態で134mm、筆記状態で152mm。軸、キャップ、クリップなどは全てプラスチック製であり、重量は11gと軽いです。また、カートリッジも使うことが出来ます。

clearcandy-09clearcandy-10ペン先には、セーラーの安価なペンで使われることが多いF-2がついています。

安い鉄ペンながら、サラサラとインクが出て快適に書くことが出来ます。しかし、万年筆に慣れている私からすると、しなりがなくスチール製の硬いニブなので書き味はカッチカチの印象でした。やはり、中高生向けの安価な鉄ペンなので、書き味はそれなりといったところです。

また、私が購入した2種類のペンにも、やはり個体差があります。透明ゴールドのクリアーキャンディは、現段階では問題がありません。書き味はスムーズで、さすがはセーラーという感じです。しかし、イカリデザインの方には、擦れがよく出てしまいます。まだ購入して間が経ってないのでなじんでないかもしれません。そのため、これからしっかりと慣らしていこうと考えています。ただ、もしも慣れなかった場合にはペン先の調整をしてみたいです。値段もそこまで高くはなかったので、調整の練習用という使い方も検討していこうと考え中です。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

16種の中で気になるデザインがあれば手に取って! 新作は男性にこそオススメ♫

です。

 

1000円ほどで入手できる万年筆をいろいろと試しています。

この価格帯だとほぼ間違いなくペン先は鉄・ステンレスということもあり、本格万年筆とは雲泥の差がありますが、低価格ならではの特徴や良さを確認したいです。また、1000円程度で購入できる他の候補としては、カクノ(1,000円)、プレジール(1,050円)、プレピー(210円)、ペティットワン(210円)などがあります。低価格でありながら、万年筆らしさを盛り込んだ逸品を続々紹介していくので宜しくお願いします!!

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