万年筆が、雑誌のオマケとして付いてくることがあります。
しかし、せっかくだから長く使いたいと思っても、万年筆のリフィル (インクカートリッジ) をどれを買えばいいのかがさっぱり分からない…。今回は、そんな「万年筆のインクカートリッジの互換性」について紹介します。
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記事の内容をざっくり紹介!
- 欧州共通規格のインクカートリッジを扱うメーカー
- 独自規格のインクカートリッジを扱うメーカー
- まとめ: 万年筆のインクカートリッジの互換性! 欧州共通規格がよく分からなかった理由は独自規格を持つメーカーの方が馴染み深いから!!
目次(ざっくり内容紹介)
欧州共通規格のインクカートリッジを扱うメーカー
万年筆には、『欧州共通規格』(他にも『ヨーロッパ統一規格』、『ヨーロッパタイプ』)と呼ばれるインクカートリッジが使えるものがあります。欧州共通規格を用いてる万年筆であれば、たとえメーカーが異なっても、インクの詰め替えができます。
(注:モンブランでは、自社製インク以外は使わない旨の注意書きがあります。他社製インクを使って不具合が発生した場合、自己責任となります。)
また、欧州共通規格といっても、ヨーロッパのメーカーすべてが参加しているわけではありません。たとえば、ドイツのLAMYは独自規格のインクカートリッジを使っています。
では、欧州共通規格を取り扱う主要メーカーをリストアップしました。
- ペリカン(ドイツ)
- モンブラン(ドイツ)
- ロットリング(ドイツ)
- ファーバーカステル(ドイツ)
- ウォーターマン(フランス)
- エルバン(フランス)
- カルティエ(フランス)
- ビスコンティ(イタリア)
- デルタ(イタリア)
- カランダッシュ(スイス)
- コンウェイスチュアート(イギリス)
- モンテベルデ(アメリカ)
- オート(日本)
- トンボ(日本)
- ぺんてる(日本)
この中で何本かの特徴を洗い出してみると、最も入手が容易なのは恐らくペリカンのインクカートリッジです。ペリカンのペリカーノジュニアは、取り扱いが多いカートリッジ式の万年筆であり、一緒にカートリッジが売られることも多く、比較的万年筆売り場のスペースが少ない場所でも見る機会はあります。
また、ブラック、ブルーブラック、ロイヤルブルー、ターコイズ、レッド、バイオレット、グリーン、ピンクの8つの色があるのも特徴です。ただし、一箱5本入りで525円かかります。
次に紹介するのは、モンブランのインクカートリッジです。
私の手元にあるカートリッジはショートタイプと呼ばれるもので、ペリカンのロングタイプと比べると、容量は半分以下のインクカートリッジです。ただし、小さな万年筆には必要なリフィルの一つです。
価格は、一箱8本入りで680円ほどであり、モンブラン商品は基本的に値下げの対象にはならないことが多いです。
最後に、共通規格カートリッジメーカーをまとめて紹介すると、上にあげた他のメーカーは大きめな万年筆売り場があるお店ならば用意がある、という印象です。ただし、ロットリング、カルティエ、ビスコンティ、モンテベルデ、コンウェイスチュアートあたりは取り扱いがないお店も多いです。そのため、これらは入手難度が高く、別のを使うことを考えても良さそうです。
そして、「黒」または「ブルーブラック」という2色のみ、という縛りがありますが、価格が一番下なのは、日本のオートのカートリッジインクだと思います。どこにでも置いているわけではなく、ホームセンターでたまに見ることもアリ、若干探すのが難しいという欠点もありますが、6本入りで300円ほどで売っています。
独自規格のインクカートリッジを扱うメーカー
- クロス (アメリカ)
- シェーファー(アメリカ)
- パーカー(イギリス)
- ラミー(ドイツ)
- アウロラ(イタリア)
- パイロット(日本)
- プラチナ(日本)
- セーラー(日本)
欧州共通規格カートリッジを使ってるメーカーと数を比べると、独自規格のインクカートリッジを扱うメーカーの方が圧倒的に少ないです。しかし、日本において入手しやすい万年筆メーカー(パイロット、セーラー、プラチナ、ラミーなど)では、独自規格が使われていることもあり、メーカー独自のインクカートリッジが必要とも思わせる要因だと思います。
一番左、左から3番目が欧州共通規格対応のカートリッジインク。口径が異なっている。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
万年筆のインクカートリッジの互換性! 欧州共通規格がよく分からなかった理由は独自規格を持つメーカーの方が馴染み深いから!!
です。
オマケ万年筆に使えるカートリッジインクが、欧州共通規格のものと書いてあり、気になったので調べてみました。私が持っているカートリッジ式の万年筆は、パイロット製とLAMY製だけだったこともあり、欧州共通規格カートリッジの存在をほとんど知りませんでした。(デルタのドルチェビータや、ペリカンのスーベレンは吸入式)
メーカーによって同じ名称でもインクの色は異なっているので、いろいろと試して好みの色を見つけたいです。
(ただし、赤などの特殊な色は万年筆のペン芯部分を染めてしまう危険性・可能性も頭の片隅に置いておかねばいけませんが…。)
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