筆之助(トンボ鉛筆)は筆ペンが苦手な人にこそ良き塩梅の筆文字お助けサインペン。芯が強めのペン先がたわみ、文字にメリハリを生む

hudenosuke筆ペンのペン先は軟らかいほど扱いが難しい。筆文字に不慣れな人ならば尚の事。

宛名やご祝儀袋、記帳用などに使われる為、出番が多めの筆記具・筆ペン。文具売り場を見てみると、ゼブラ、ぺんてる、パイロット、呉竹、あかしや等から多数の筆ペンが出ています。

そんな数多くの商品ラインナップから、今回紹介する筆ペンはトンボ鉛筆の筆之助です。このペンはペン先のコシが強く、どちらかと言えば「サインペン・フェルトペン」の範疇に入ります。しかし、軟らかな穂先の筆ペンより扱いが簡単なので、慣れていない人に丁度良いペンです。

記事の内容をざっくり紹介!

  1. 筆之助のペン先は、特殊ハードエラストマー(ゴム素材)!
  2. 筆圧をかけても穂先にまとまり。字に適度な抑揚もつく、しっかり仕立てがお気に入り。
  3. 高い耐水性+お助けプレート入り。さすがは、筆文字お助けサインペン。
  4. まとめ: 書きやすさも充分。気軽に筆文字が書けるから、筆之助を重宝!

筆之助のペン先は、特殊ハードエラストマー(ゴム素材)!

DSCF1333DSCF1334他の筆ペンよりも短めの穂先。先っぽの曲がり幅が少ないからこそ、字が潰れない。

筆ペンを使い慣れた人であれば、強弱がつけやすく、表現の幅が広がる「ペン先がしっかりと曲がる筆ペン」を選ぶべきです。しかし、逆に筆ペンを使い慣れていない人にとって「穂先の撓み」は、うまく書けない・字がつぶれる・難しいと感じる要因といえます。

つまり、筆ペンが苦手な人・初心者の場合には、筆圧を多少かけても穂先が暴れにくい「サインペン寄りのなんちゃって筆ペン」(=硬筆タイプ)をオススメします。そこで、筆之助のペン先を注目して見てみると、「ハードエラストマー芯」という高い弾力性・反発性を備えたゴム素材が使われています。

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筆圧をかけても穂先にまとまり。字に適度な抑揚もつく、しっかり仕立てがお気に入り。

DSCF1335DSCF1336DSCF1337DSCF1338DSCF1340ゆっくり力を入れて書いても、幅が太くなり過ぎない。

サインペンの扱いやすさと筆ペンの穂先が合わさった筆文字お助けサインペン・筆之助。通常のサインペンよりもペン先がしなり、トメ・ハネ・ハライが決まりやすく、筆文字の風合いが出ます。

穂先が軟らかな筆ペンを使いこなすことを考えた場合、「力を抜くこと」が重要と考えられます。しかし、筆ペンに慣れない内はその力加減が難しいワケです。つまり、過剰な筆圧を吸収する筆之助は気楽に使いたい場面は勿論、失敗できない場面において特に力を発揮します。

また、筆之助には、しなやか仕立てとしっかり仕立ての2つがあります。しなやか仕立ての方がペン先が柔らかく、太い線幅になるので必要性に合わせて選ぶと良いと思います。(ちなみに、私は「しっかり仕立て」で筆圧を強めにグイグイ書くことが好きです。)

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高い耐水性+お助けプレート入り。さすがは、筆文字お助けサインペン。

DSCF1341DSCF1342DSCF1343滲むこと・まっすぐ書けないことも、よくある失敗点。そのあたりも抜かりはなし。

用途次第で合う筆ペンは違います。筆之助の場合には、筆ペンを使う機会が少なく、一言を年賀状に添える・祝儀袋に名前を記すこと等が基本用途として想定されており、それ用の使いやすさが備わっています。

1つ目として、まっすぐ書くためのお助けプレートが付属しています。人前ではさすがに使えませんが、祝儀袋の名前を真っ直ぐ書く場合には重宝する存在だと思います。

そして、もう1つは「筆之助のインク」です。にじみ・裏抜けが少なく、インクジェット紙対応の顔料インクが使われている為、水にも強いです。このあたりも、どの筆ペンを選べばいいか迷ってる人にとって安心な点といえます。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

書きやすさも充分。気軽に筆文字が書けるから、筆之助を重宝!

です。

 

筆ペンは依然需要あり。特に12月は売上が伸びます。

改めて筆ペンのことを考えてみると、分類が難しい商品の1つです。ちなみに、筆ペンは軟らかい順に、「毛筆タイプ→軟筆タイプ→硬筆タイプ」とあり、現在、毛筆タイプの練習をしているところです。なんとか、代表的な毛筆タイプ「ぺんてる筆」でうまく書けるようになりたいものです。

そういえば、記事作成にあたり、筆之助のパッケージをしっかり見ていたのですが、「caligraphy pen」という記載があって少し驚きました。

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