色物文具標本展にて奇妙奇天烈なイロブンの数々を堪能! 常設展示でもっと見たい面白さ

irobun八重洲文具室で開催中の「色物文具標本展 〜イロブンの発生と進化〜」展を楽しんできました。

東京・京橋にある文具店「モリイチ」の二階には、「八重洲文具室」というギャラリースペースがあります。そのコーナーでは文具にまつわる展示が色々行われており、現在(2014/12/8~12/19)開催中の「色物文具標本展」もなるべく行きたいと思っていました。

参考LINK: 八重洲文具室イベント第4弾 きだてたく「色物文具標本展 〜イロブンの発生と進化〜」展 開催のお知らせ

色物文具標本展

記事の内容をざっくり紹介!

  1. 色物文具標本展・きだてたく学芸員による解説イベント/トークショーを聴く!
  2. 色物文房具(イロブン)をじっくり見れる又とない機会を満喫。
  3. 9つの機能を体に秘めたロボ「文九郎(ぶんくろう)」御一行が勢揃い!
  4. まとめ: イロブン(色物文房具)にときめく! 抜群に面白かった♪

 

色物文具標本展・きだてたく学芸員による解説イベント/トークショーを聴く!

色物文房具(イロブン)とは??

DSCF3219文房具は最も日常的な道具と言えます。

そして、そんな日常に素知らぬ顔をして、ふとそこにいる異形。それが「色物文具」。文房具のクセに『使えない』『使えるけど何かヘン』『いきなり見た目からバカ』など、道具としての存在価値からして危ういような異形の存在を指して色物文具…略してイロブンと呼称します。

「より不穏当な作業効率とよりガッカリな使用感、そこから発生するより下らない笑い」を生み出す色物文具は常に一定の確率で紛れ込んでいます。そして、特徴ごとに『文具合成種』『玩具合成種』『形態異常種』『付加価値種』『群体種』『機能特化種』の6つのカテゴリにて分類されています。

引用 – 色物文具専門サイト【イロブン】 » What’s IROBUN

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色物文房具(イロブン)をじっくり見れる又とない機会を満喫。

DSCF3212DSCF3214DSCF3197DSCF3199DSCF3200DSCF3217-1説明文もじっくりと読みたくなる、圧巻の色物文房具・イロブンコレクション。

思わずニヤッとする手に入れた時のエピソードやイロブンの分類にまつわるアレコレなど、所蔵数三千を超えるイロブンコレクター・きだてたくさん だからこその説明文。「へぇぇ、、えぇ!?w」という驚きの連続でした。展示されていたイロブンは、文具本家から見れば「残念な」存在ですが、謎なこだわりっぷりも尋常ではなく、ただただ面白可笑しかったです。

そういえば、今回の展示では「残酷系文具」と「エロ系文具」のコレクションは殆どなかったので見れませんでした。怖いもの見たさで是非とも見たいですが、予想の遥か上をいっていたイロブンのタガが外れてしまった2ジャンル・・・、だいぶヤバそうですw

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9つの機能を体に秘めたロボ「文九郎(ぶんくろう)」御一行が勢揃い!

DSCF3209-1DSCF3208-1DSCF3210DSCF3211多機能文具ロボット「文九郎(ぶんくろう)」ファミリーが集結。カ、カワイイ…。

1985年頃にサンスター文具が発売した青白のステーショナリーロボ「文九郎(初代)」。その亜種として、金メッキ版やカラーリングが異なるレアものや、初号機発売の後、文九郎の一族(シリーズ物)として登場した・救急セットロボの「救太郎」(’87)、裁縫道具が詰まったソーイング・ロボ「お糸ちゃん」(’88)。

それから、電話の保留オルゴール機能の付いたロボ「テレQ」、末っ子の高級版文具ロボ「ロボQ」(’89)、そして時を経て04年に文具王が復活させた「二代目 文九郎」までが網羅されていて、もうとにかく凄かったです。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

イロブン(色物文房具)にときめく! 抜群に面白かった♪

です。

 

サイトや本、イベントのスライドでイロブンを見ることがあっても、生で実物を見れたのは「初」!

写真を撮るのを忘れてしまったんですが、きだてたくさんが持っているイロブンの中でも特に古いモノは「バリカン削り」という鉛筆削りとのことです。「鋭利で安全」というキャッチがあり、「削る」よりも「笹掻く」感覚の削り器です。今では一般的な「刃に鉛筆を当てて回転させるタイプの合理的な仕組みの鉛筆削り」に辿り着くまでには紆余曲折があったのだと文具本家の歴史にも繋がる奥深さが感じ取れました。

最後にですが、愉んできた色物文具標本展ですが、京橋にある文具店「モリイチ」+「八重洲文具室」は平日のみ・18時までの営業です。東京駅に近い立地なので、都合がつけば是非とも寄ってみてほしい面白いイベントです。