高級筆記具の品揃えが豊富、新宿西口にあるお店「KINGDOM NOTE(キングダムノート)」
筆記具専門店キングダムノートは、数百種類にも及ぶボトルインクを試せる万年筆好きにはたまらなく贅沢な空間です。そんなお店・キングダムノートでは、筆記具の買い取りも行い、新品だけではなく中古の筆記具も販売しています。
ただ、このお店を実際に利用してみる前は、「お得に買えるかもしれないけど、中古の万年筆って正直どうなの??」と思っていました。しかし、キングダムノートの場合、商品コンディションのランク付けが分かりやすく、中古万年筆購入の不安を解決してくれるようなアフターサービスが充実しています。
そんな諸々の点が気に入っていて、良く立ち寄るお店にもかかわらず案内を書かず終いだったので、「万年筆の日」を機に紹介することにしました。
▶目次へ
記事の内容をざっくり紹介!
- 新宿西口徒歩5分の位置にある「KINGDOM NOTE(キングダムノート)」
- 盛り沢山なインクがお出迎え! 奥深き色選び。
- 実際に購入した中古の限定万年筆:良品具合をチェック!
- まとめ: 万年筆をお得に買うなら、中古万年筆も考慮に入れてみてはいかが!?
目次(ざっくり内容紹介)
新宿西口徒歩5分の位置にある「KINGDOM NOTE(キングダムノート)」
キングダムノートの小さな看板を見落とさないように…。
新宿駅西口にあるヨドバシカメラを目印に歩を進めます。高速バスの乗車場所を左手にヨドバシカメラを進み終えると、小さな交差点があります。その交差点を右に曲がり、ゲームセンターを通り過ぎるとマップカメラ本館ビル(ぶらんしぇビル)があります。
そこにはキングダムノートの小さな看板があり、エレベーターで6Fにのぼると、そこが「KINGDOM NOTE(キングダムノート)」です。
アクセスと店舗情報の概要
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盛り沢山なインクがお出迎え! 奥深き色選び。
豊富なインク、万年筆の愉しみのひとつ「インク選び」。
インクの選択肢は様々あり、ずらっと並んだインク瓶は圧巻の一言です。これだけインクがあったら何を試そうにも取っ掛かりがないかと思いきや、メーカー別、色の系統別に色見本はファイリングされているので至れり尽くせりです。(注: 試し書きはつけペンです。大体の雰囲気を掴めるに留まることはご了承を)
品揃えという点で特筆すべきは、ダイアミンの100色インクやローラー&クライナーのインクなどを取り扱っていること。
大きめの文具屋さんでも見つけるのが大変難しく、通販頼みになりがちなボトルインクもキングダムノートでは試せるのが嬉しいです。(在庫切れになることもありますが、取り寄せ可)
また、キングダムノート別注のオリジナルインクも販売されており、このような色々なインクを試すのが愉しく、ついつい出かけたくなってしまいます。(「昆虫」、「野鳥」、「きのこ」、「甲殻類」、「海月」)
ちなみに、キングダムノートで扱っていないボトルインクは、セーラー製の地域・ショップ限定の万年筆用インク(神戸のNAGASAWA、浜松のBUNGUBOXあたりが有名?)、モンブランの限定インク、そしてルイヴィトンのものです。これらはたとえキングダムノートでも、残念ながら購入することが出来ません。
実際に購入した中古の限定万年筆:良品具合をチェック!
お気に入りの万年筆、ペリカンのM320の2004年版オレンジ色の細字を購入しました。
欲しかった限定品も見つかることがあります。キングダムノートでの賢い買い方(数日以内に実店舗に行ける人)を紹介すると、キングダムノートのWEBカタログを見て、“取り置き”を頼んでから、実店舗で商品を手に取るという流れが良いです。
キングダムノートのWEBカタログは、毎日夜8時30分前後にその日の入荷掲載分が更新されます。
そして、キングダムノートが扱う中古商品は全て一点ものであり早い者勝ちです。そのため、早いものでは更新の直後には「商談中」「SOLD OUT」が出ます。
「いいなぁ!」と思った次の瞬間には、時既に遅しの可能性があるため、決断は迅速に!w (⬇その時間が近くなると、PCブラウザのアドレスバーに日付を打ち込んで更新を連打してますw)
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参考LINK: 「○○○○年○○月○○日掲載分」の商品検索結果 | キングダムノート[/box]
万年筆の細かなクラック傷、気になる?キニナル?
中古状態を良品に位置づけされていた万年筆。ちょっとある傷、気にしますか??
- 新同品: 新品に近い、未使用などの中古品
- 美 品: 多少使用されているものの、外観のきれいな中古品
- 良上品: 通常使用されているが使用感の少ない中古品
- 良 品: 通常使用されている、程度良好な中古品
- 並 品: 外観がきれいではないものの、使用上問題ないお買い得な中古品
- 難有品: 一部不具合箇所や機能的制限がある訳有り中古品
キングダムノートでは、中古品の状態を6段階で表しています。
実際の購入時には商品状態の説明があり、傷などがある場合には店員さんと一緒に確認し、了承の上購入出来ます。そして、この万年筆の傷は2mmほどのモノを拡大して撮ったものであり、私としては傷の存在を忘れる程で全く気になりません。
気になる人は気になるかもしれませんが、使うために買った欲しかった万年筆なのでこれでOKです。 (この少々の傷でも良品に下がることのほうが正直意外でしたw)
また、遠くて実店舗に行けない人にも、実際に手に取って分かる情報を伝えるのは難しいため「Shopping Assist Service(SAS)」(お買物アシストサービス)を実施しています。
全てが対象商品ではないものの、対象品は「思った色・イメージと違った」「使い心地が合わなかった」のような購入側本位の理由でも返品を受け付けてくれます。オークションではありがちな開けてみたらガッカリ…という心配も対処出来るのは、キングダムノートの大きなメリットの一つです。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
万年筆をお得に買うなら、中古万年筆も考慮に入れてみてはいかが!?
です。
中古万年筆、ジブン的にはアリだと思っています。
誰かが手をつけた筆記具なんてイヤ!!と頑なに拒否する人には勧められませんが、サポートも充実しているため、ちょっとでもお得に買えるならと思う人には勧めたいです。
ついでですが、このお店 + 中古万年筆のことを紹介すると、大抵決まってこう聞かれます。「前持っていた人のクセがついてるんじゃないの??」と。万年筆の魅力として、使う程に自分に馴染むコトは疑いなしです。
ただ、このようなお店に出回る中古の万年筆(ふっるいヴィンテージものは除く)はあまり使われなかったものが殆どです。机の引き出しに眠っていたところを起こされ、買い取りに持ち込まれた第2の生き様を待つ筆記具たち。
どれも 未だ筆記者の癖に育つ前のものが並んでいる為、ヒトの癖の心配は必要は殆どありません。(商品説明に、特殊研磨と書かれているものは要注意)
万年筆で書く時間を愉しんでいて分かることですが、使っていて自分に馴染んだ、思い入れのある万年筆はどれも手放したくないですから。(万年筆の買い取りを頼むこと、いつかあるのかなぁ??)