ボールペンとシャープペンシルが合体した多機能筆記具の先駆け・ゼブラのシャーボ。
「シャーボ」が世に解き放たれたのは1977年のコトです。「右に回すとシャープペンシル、左に回すとボールペン。1本で2本分」というキャッチコピーで大いなる人気を集めました。
その後、初代シャーボから30年経った2007年に高級モデル・SHARBO Xが発売になりました。今回の記事では、そのSHARBO Xの最上位モデル・シャーボX TS10プレミアム(ボールペンユニット3本 + シャープペンシルユニット1本、計4本が入るタイプ)をレビュー・紹介します。
記事の内容をざっくり紹介!
- ハイグレード感があるシャーボX・プレミアム! 綺麗に纏め上げて丁度良い♪
- 回転式切り換え機構のスムーズさ。音もなく仕事をこなす。
- 好きな芯を装備。お気に入り仕様にカスタマイズ!
- まとめ: 高級志向のシャーボX・プレミアム。他にはない色具合のゲルインク + エマルジョンインクを楽しむ。
目次(ざっくり内容紹介)
ハイグレード感があるシャーボX! 綺麗に纏め上げて丁度良い♪
シャーボXを選ぶにあたって、最初は「軸選び」からスタート。
軸のラインナップが豊富なコト、それがシャーボXの特徴の一つです。
スタンダードなST3型や細身ボディでマット仕上げになったLT3型が3,000円、レザー巻きのCL5型ほかSC5型・ST5型が5,000円、カーボン素材を使用したCB8型が8,000円、そしてハイエンドモデルTS10型が10,000円。また、この他にも様々な限定軸が店頭に並んでいます。
それらを店舗で検討→購入したのは、プレミアムシリーズTS10型・グラファイトブラック。
まず、最上位モデルTS10型を選んだ理由については、「ボールペン3色+シャープメカ1種」というシャーボXでは無二の機構を持つ存在だったからです。自分の使い方を顧みて、「2+1」では足りなくなる…と予測し、「3+1」機構を選びました。値は張りましたが、TS10型に満足です。
また、色をグラファイトブラックにしたのは、私の好みです。ガンメタルコーティングが施されたボディには、しっとりとした質感・落ち着きのある重厚感があります。高級感を丁寧に纏めたシャーボXの最高種、まさに硬派な日本のモノづくりを表す実用品といった印象です。
ただ、購入以来使い続けていたのですが、想像以上に軸に傷ができやすかったのは計算違いでした。永く使うという意味では、TS10型の中で唯一アルミ・アルマイト・ヘアライン仕上げのブロンズオーカーが良いと思います。
回転式切り換え機構のスムーズさ。音もなく仕事をこなす。
シャーボの代名詞ともいえる動作が「回転による切り換え」。
息を潜めたように殆ど音がしないスムーズさで何周でも止めどなく回転するロータリー機構、それこそ言わずもがなの特徴「じゅるっとした回転式切り替え機構」です。また、多機能ペンにありがちなペン先のガタつきも限りなく解消されており、ペンの精巧さも抜きん出ています。
好きな芯を装備。お気に入り仕様にカスタマイズ!
豊富な替え芯ラインナップから、これまた好きなものを選ぶ。
- シャープペンシルユニット: 0.5mmタイプ
- ボールペンユニット1: ジェルインク・ボルドー(JSB-0.5芯)
- ボールペンユニット2: ジェルインク・エバーグリーン(JSB-0.5芯)
- ボールペンユニット3: ジェルインク・セピア(JSB-0.5芯)
この4本体制でセッティングのうえ、運用中です。
まず、シャープペンシル部には、0.3mm、0.5mm、0.7mmのいずれかを選べます。多機能ペンでシャープペンシルを重視、芯の太さを変更・カスタマイズできるのは、なかなか珍しいです。
次にボールペン部分です。
スタイラス入力ペン、油性インクタイプ(10色 + 0.7mmと1.0mmのペン先)、ジェルインクタイプ(13色 + 0.4mm、0.5mm、0.7mmのペン先)、そしてエマルジョンインクタイプ(4色 + 0.5mmと0.7mmのペン先)の4種類があります。
特に私が選んだジェルインクは、一般的なラインナップにはあまりないセピア、ブルーブラック、ボルドーなどの変わった色が用意されています。派手すぎないインクは嗜みの部分があり、気に入って使っています。
ただし、この大きさのジェルインク(JSB)芯はインク切れが早い(燃費が悪い)という欠点もあります。予備リフィルが常時携帯する程の頻度でインクが切れるので、今後は滑らかな書き心地・速乾性・耐水性・コスパが良いエマルジョンインクへの移行も視野に入れています。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
高級志向のシャーボX・プレミアム。他にはない色具合のゲルインク + エマルジョンインクを楽しむ。
です。
何かが生まれそうな期待感、SHARBO X(シャーボ・エックスゥー)!
高価な文房具に手を出し始めた最初の頃(万年筆に手をつける前)に入手したのが、このシャーボX・プレミアムです。他の筆記具は高くても1000円ほどなので、高価な買い物を思い切りました。かなり満足してるワケですが、世界でも評価が高いコトを祈ります。