押して切るのではなく、「引いて切る」で軽い切れ味を実現したレイメイ藤井のスウィングカット。
包丁を手前に引くと良く切れるコト(引き切り)と同じ原理を用いたスウィング構造のはさみ。その秘訣ともいえる「ずれた支点の位置」は、殆ど力をかけなくてもしっかり切れる切れ味と切り進めていく際のガイド役にもなります。スウィングカットは軽くでも切れる為、家庭用には出来過ぎたほどの良いハサミです。
参考LINK: ハサミ:スウィングカット:ホーム&オフィス:株式会社レイメイ藤井
記事の内容をざっくり紹介!
目次(ざっくり内容紹介)
引いて切るをハサミに応用。その効果を味わう為に切ってみる!
刃の長さが違っている異形のハサミ、スウィングカット。
普通のはさみとは見た目が異なります。刃の合わせの部分がずれた場所にあり、上下で長さの違う刃を上手に収納しています。(ただし、このずれた支点は出っ張っている為、保管時に筆立てに挿していると通常のはさみよりも場所をとります。)
そして、肝心の「引き切り効果」具合は、持ちやすい左右非対称ハンドルの甲斐もあって、力を入れずともしっかりと切れます。紙に対して刃がスッと入っていくイメージの切れ味であり、当社比:約5倍の切れ味を実現という説明文はダテではなかったです。(フィットカットカーブは3倍、エアロフィットサクサが4倍)
ガイド機能が良く働くのは、切る対象が薄い紙の場合。
ずれた位置にある支点は、切るときのガイド役になります。
紙を切り進めていくために刃を再度入れる際に、紙を支点の下に通すと残りが切りやすくなります。ただし、この支点で紙を下に押し出すガイドが抜群に働くのは、「薄い紙」が相手の場合です。特に、新聞紙やコピー紙などを真っ直ぐ長めに切ることが多い場合、かなり便利だと思いました。
ちなみにですが、厚い紙を相手に切ろうとする場合には、押し下げがうまくいかないことがあります。切り出す最初と次に刃を入れる2回目の間にワンテンポをはさむと、紙は支点の下に入りやすいことが分かってきたのですが「厚い紙」には押し下げが通用しませんでした。そのため、厚い紙の場合は、ガイド機能を気にせず軽く切れるハサミとして使っています。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
包丁の技術をハサミに応用して、サクッと切れて快適!
です。
PLUSのフィットカットカーブに端を発した「切りやすさ」の覇権を争う闘い。
数学の最適値で刃を作った安価且つ切りやすいハサミ、フィットカットカーブ(PLUS)やエアロフィットサクサ(コクヨ)が相次いで登場し、家庭用のハサミとしては充分過ぎる程の切れ味があります。そのため、どちらかを持っていれば暫く買い替えの心配はなさそうですが、ついつい気になったのでスウィングカットも試してみることにしました。この他だと、スウィングカットと同じく「引き切り」を特徴とするサクットカットヒキギリ(ナカバヤシ)は気になる存在です。
また、今回のスウィングカットでも、スタンダード、フッ素コート、チタンコートの3種類で迷いました。
フッ素+チタンの2重コーティングがあれば良かったのですが、残念ながらありませんでした。普段であれば耐久度が他よりも高いチタンコート+を選んでいたのですが、今回のゴールドタイプは粘着テープののりがつきにくくなる訳ではありません。ちょくちょく買い替えることも視野に入れると、数年OKの丈夫さよりものりがついたものを切ることも考えた上でフッ素コート版を選びました。マットグレーの感じが落ち着いていて、なかなかカッコイイですw
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