「ほぼ日手帳」の中身に使われていることで有名になった超軽量印刷用紙「トモエリバー」。
薄くて軽いのに、インクの裏抜けが少ない。こんな特徴を併せ持ったトモエリバーは、代表的なところでは「ほぼ日手帳」や「ジブン手帳 (DIARY / IDEA)」の中紙として使われています。
ただし、そんなサラサラとした書き心地を気に入ったとしても、トモエリバーは一般的に流通している紙ではないので、ノートとしての入手も容易なコトではありませんでした。しかし、トモエリバーのペーパーパッドとルーズシートが発売となり、気軽に楽しめる存在となりました。
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記事の内容をざっくり紹介!
- トモエリバーは、「超軽量印刷用紙(薄くて軽い紙)」の商標!
- 「一般的なコピー用紙」と「トモエリバー(手帳用)」の坪量(厚み)の差。
- トモエリバー手帳用の実力、色々なペンで書いて試す!
- まとめ: 心待ちにしていたトモエリバー単体商品。より楽しみやすくなった!
目次(ざっくり内容紹介)
トモエリバーは、「超軽量印刷用紙(薄くて軽い紙)」の商標!
巴川製紙所の超軽量印刷用紙のブランド名が「トモエリバー」です。
元々、トモエリバーはカタログや辞書の郵便コストを抑えることを目的として開発された「薄く軽い紙」の総称です。そのため トモエリバーなら 書きやすいという訳ではなく、数種類が存在します。
その中で「トモエリバー・手帳用」こそが、書き心地を重視して つくられた紙です。
- 「トモエリバー(マット)」: 目に優しいマット調仕上げ、カタログやマニュアル、名簿などを軽くコンパクトにするために開発。
- 「トモエリバー(ハイグロス)」: カラー写真主体の印刷物に適した用紙。
- 「トモエリバー(N)」: 厚みと豪華さは損なわずに、軽量化に成功したタイプ。
- 「リサイクルリバー」: 古紙を配合。
- 「トモエリバー(手帳用)」: かさばる手帳を軽く + 筆記特性も追求。(滲みにくい。インクの乗りがよく、掠れにくい。細かい字でもシャープ。強筆圧で記入しても紙が破れにくい等)
「一般的なコピー用紙」と「トモエリバー(手帳用)」の坪量(厚み)の差。
坪量で比較。 一般的なコピー用紙の坪量は 64~68g/㎡、トモエリバー手帳用の坪量が 52g/㎡。
坪量(つぼりょう)は、用紙の重さの表し方で 面積1㎡あたりの紙の重量をあらわしたものです。紙が重くなれば、厚みも増す傾向にあるので、坪量は「用紙の厚み」のように使われています。
ただし、紙の種類が異なる場合は「密度」も違います。そのため、違う種類の紙を比べる場合、坪量の大小だけでの厚薄判断はできませんが、トモエリバーは 特長通り「薄くて軽い」です。
トモエリバー手帳用の実力、色々なペンで書いて試す!
裏抜けのしにくさに定評があるトモエリバー。薄いのに両面を使えるのは やっぱり凄い!
ぺらぺらと薄いトモエリバーですが、字幅が太くインクフローが良い万年筆で書いても、裏への抜け・インクにじみががほとんどありません。そんなトモエリバーの表面には 塗工剤が均一にコーティングされており、高いクオリティーを誇る書き味が安定して楽しめます。
ちなみに、インクが抜けているのは 油性マッキーノック・赤で書いたものです。油性のマジックペンで書けば、厚みのある紙に書いたとしても当然抜ける可能性は高い訳です。これはなんら問題ではありません。(ボールペンで強く書いた裏側・凸凹のほうが気になるかも。)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
心待ちにしていたトモエリバー単体商品。より楽しみやすくなった!
です。
ジブン手帳で楽しんでいた「トモエリバー」を、A4サイズで遠慮なく味わう。
使われている紙も好きな理由だったジブン手帳。フォーマット自体を気に入ってるので、来年のリピートは間違いないですが、トモエリバーが使われているコトを期待しています。
ただ、やはり手帳サイズに書くということもあり 升目(方眼)に沿って細々と書いていました。
「大きなサイズのトモエリバー & フローたっぷりの万年筆」という組み合わせをペーパーパッドで初体感、その独特な書感に思わずハマってしまったので、買うコトは間違いないです。
ただ、使うあてとしては、カットしてA5サイズにしたのち、穴を開けてシステム手帳風ノートのリフィルにするつもりです。その用途であれば、吸取り紙付きのペーパーパッド(100枚 1,800円)ではなく、ルーズシート(100枚 750円)が良さそうです。
もしくは、冒頭で「トモエリバーは一般的に流通している紙ではない」と書いたのですが、数千枚単位であれば入手するコトも可能でした。そんなにあっても使えるかどうか心配で利用したコトはなかったのですが、「よりお得な大ロットでの購入」のほうも絶賛検討中です。