書くという行為を最大限楽しいものにしてくれる万年筆。
その大部分を担う存在が、万年筆のインクです。今回(2013年3月)は、万年筆インクの耐水性・保存性が気になったので調べてみることにしました。
記事の内容をざっくり紹介!
- 現在使用中のインクを集めました。
- MDノートで実験! 水にさらす前&水道水で洗い流した後
- 万年筆インク耐水性チェックを行って得た一番の収穫!
- まとめ: 万年筆の効力を最大限に発揮させるために、心配事(水に触れたら…)をチェックしました!
目次(ざっくり内容紹介)
2013年現在使用中のインクを集めました。
- パイロット 色彩雫シリーズ「土筆」
- パイロット 色彩雫シリーズ「月夜」
- パイロット 色彩雫シリーズ「松露」
- パイロット カートリッジ式「ブルーブラック」
- セーラー 顔料インク「青墨」
- ブングボックス オリジナルインク「三ヶ日みかん」
MDノートで実験! 水にさらす前&水道水で洗い流した後
水にさらす前 (Before)
普段使っている状態の耐水性を知りたかったので、組み合わせを書いてみました。そして、濡らしてみました。
- パイロット・カスタム742 (ペン先:F) インク:セーラー顔料インク『青墨』
- パイロット・カスタムヘリテイジ91 (ペン先:EF) インク:パイロット色彩雫『月夜』
- パイロット・キャップレス マットブラック (ペン先:F) インク:パイロット純正カートリッジインク『ブルーブラック』
- デルタ・ドルチェビータパピヨン (ペン先:F) インク:パイロット色彩雫『土筆』
- ペリカン・スーベレーンM800 (ペン先:F) インク:パイロット色彩雫『松露』
- ペリカン・スーベレーンM320 (ペン先:BB) インク:ブングボックスオリジナルインク『三ヶ日みかん』
水で濡らしてみました (After)
左が書いたあと、水道水のシャワーをかけた結果。右は、しばらく浸していた結果です。
まず、一番上に書いたセーラー万年筆の顔料系インク『青墨』は予想通りでした。青墨の耐水性を信じて購入し、パイロットの万年筆に使っているのですが、安定の耐水性で安心しました。ほとんど滲むことなく、色もしっかり残っているのは凄いです。これならば、充分実用に足る存在です。一方、染料系のインクは弱点が露わになりました。パイロットの色彩雫シリーズやブングボックスのオリジナルインクは、想定していた以上に水で流れることも分かりました。
万年筆インク耐水性チェックを行って得た一番の収穫!
意外と頑強! パイロット純正カートリッジ・ブルーブラックの耐水性の良さに気付けました。
正直、一番驚きました。パイロットのカートリッジインキは手に入りやすく、純正のカートリッジ式なので吸入の手間が必要なく、手軽です。パイロットの純正インキカートリッジ・ブルーブラックがこんなに使えるインクだったとは想像出来ませんでした。(この結果はを事前に知ってたら、青墨を買わなくても良かったのでは…)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
万年筆の効力を最大限に発揮させるために、心配事(水に触れたら…)をチェックしました!
です。
税理士試験で使うために購入した万年筆 パイロットのカスタム742。
理論問題を解くに当たり、筆圧が強くなりがちなボールペンは避けたかったのです。しかし、いざ税理士試験本番で万年筆を使うことを考えると、気になるのはインクの耐水性、滲み具合、紙との相性などなど。今回出来ることを試してみることにしました。今回のチェックをやってみて、カスタム742にはブルーブラック・インキカートリッジが合いそうだと分かりホッとしています。
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