LAMY2000(4色ボールペン)を修理! ゼブラの4C芯で緩んだ留め具を戻す

maintenance ZEBRAの4C芯を入れて以来、LAMY2000(4色ボールペン)の調子が悪化していました。

少し前ですが、「ゼブラの通称「4C芯」は他の4C芯とは規格が違う」ということを紹介しました。その時に例としてあげたのですが、ゼブラの4C芯を入れていたLAMY2000(4色ボールペン)の留め具が開いてしまい、LAMY2000の扱いに迷っていました。今回は、そのLAMY2000の留め具を自分で修理してみたので紹介をしたいと思います。

 

記事の内容をざっくり紹介!

  1. まずは、LAMYのサイト+お店で確認。修理の見積もりを出してもらうと…
  2. 工具を購入し、自分で留め具の修理を試みる。
  3. まとめ: 無事に修理完了! これで、ちゃんと4色ボールペン(黒)の役割を果たす!

 

まずは、LAMYのサイト+お店で確認。修理の見積もりを出してもらうと…

ただし、以下の場合には保証の対象外とし、有料での修理、もしくは場合により有料での修理もお受けしかねる場合がございます。ご了承くださいますよう、お願いいたします。

  • お取り扱い上の不注意・事故による故障や、使用説明書に基づかない分解等によって生じた故障(なお、故障の原因の判定は弊社にて行います)
  • 保証書がない、もしくは販売店印、販売日のいずれかが記載されていない
  • お買い求めから一年以上経過している(お買い求めから一年以上ご使用がない場合も同様です)
  • 弊社による取り扱いがない製品

Lamy – サービスとメンテナンス

まずは、LAMYの保証内容を確認してみました。

照らし合わせた所、1つ目(メーカーが異なる替え芯を使っていた)と3つ目(購入してから4年経過)に見事に重なるため、無料での修理はおそらく無理と判断しました。しかし、この情報を知った上でとりあえず購入したお店に持って行くことにしました。

購入したお店で店員さんに聞いてみた所、その返答は「保証外でメーカー(ドイツ)に送ることになるので、けっこう高くつきますよ??」と予想通りの答えでした。しかも、修理にかかる大体の金額は、Amazonでなら新しいLAMY2000 L401(4色ボールペン)が買えるほどでした…。

というわけで、留め具が緩んだLAMY2000 4色ボールペンを引き取り、試しに自分で直してみようかと思い立ちました。(直すのに失敗し潰した場合は、3色ボールペンとして使えばイイと割り切りました。)

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工具を購入し、自分で留め具の修理を試みる。

 

自分で直す決意をしても足りなかったものが、工具でした。

私が持っているLAMY2000 4色ボールペンに起きている不具合の原因は、「ゼブラの4C芯で緩んだ留め具」だけと判断しました。そのように考えると、必要な処置は余計に広がってしまった0.1mmを狭めることでした。そのため、つかむための部分が大き過ぎるプライヤやペンチは却下。

小さな部品をつまんだり、細工したりするのに向くラジオペンチを選びました。

 

修理スタート。0.1mmの差なので地道に締める。

DSCF9850 ゼブラの4C芯とLAMYなどの4C芯の差は、軸径で0.1mmのみ。

しかし、その0.1mmが芯を抜けさせ、安定感が皆無になってしまいました。どれを詰めれば良いか写真では分かりにくいの、緩んでいた対応する留め具を出してラジオペンチで締めていきます。

 

DSCF9879

最初は、留め具にLAMYの4C芯を入れながら作業していたものの、10分握っても変化がなく埒があかなくなったため、芯を中に入れずに作業することに転換。ただし、中に何も入っていない状態で「ギュッ」と力を込めると一気に潰す可能性があるので、少しずつやる必要がありました。

 

DSCF9880 少しラジオペンチに力を入れては、4C芯を入れるを繰り返す。

他の不具合が出ていない留め具の感覚を確かめつつ、0.1mmを埋める作業を細々と行いました。そうして作業をすること数分、少しキツめに締めてしまった感じがあるものの、無事に修理が完了しました。(留め具の部分がラジオペンチのギザギザ部分で傷ついてしまったのは致し方なし)

 

DSCF9884

今まで、ノックしただけで、だらしなく出てしまりがなかった芯。

留め具を修理したことで、きっちりと機能を果たしてくれるようになりました。

DSCF9883

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

無事に修理完了! これで、ちゃんと4色ボールペン(黒)の役割を果たす!

です。

 

ジェットストリームの4C芯が発売になり、再びレギュラーに戻った私のLAMY2000。

しかし、以前常用していた時にはゼブラの4C替え芯を使い、それから芯を入れっぱなしにしていたため、いざジェットストリームの4C芯を使おうと思ったら、ぶかぶかで留め具がバカになっていて芯が抜けるという始末でした。

そんなことで、規格外の芯を使うことの怖さを思い知った訳ですが、工作が苦手な私でも0.1mmを詰めるぐらいなら何とかなったので、 それでも使いたいと思う覚悟がある方は、ゼブラの芯を使っても良いのではないでしょうか…。

最後にですが、店員さんに聞いたことの付け足しです。4色ボールペンなどの多機能ボールペンは接続部がダメになることが多いとのことです。私の場合は留め具が広がっただけでしたが、ひび割れが起きる場合もあり、その場合は諦めるしかないとのことでした…。

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