和風の色名前を持つ万年筆のインクが心をくすぐる・色彩雫(iroshizuku)。ミニサイズで手に取りやすくなった!
万年筆の楽しみの一つであるインク。その万年筆のインクの選択肢は様々であり、どのあたりから手をつければいいのか検討がつかないほど種類があります。その膨大な選択肢の中で、24色のバリエーションがあるパイロットの万年筆インキシリーズ・色彩雫は取っ掛かりとしてオススメしやすいものでした。
ただし、万年筆の理想の色インク探しはなかなか終わらないもの。
そうなると買ったはいいけど、容量が多すぎて結局使い切れないという点が付き物でした。しかし、今回登場したのが色彩雫のミニサイズです。この大きさであればちょっと使ってみたいという色にも手を伸ばしやすく、気軽に色インキで遊べます。
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記事の内容をざっくり紹介!
- 和名を持つ万年筆のインキ。パイロットの色彩雫 ~iroshizuku~
- 試し書き時の注意点: あの万年筆はカリグラフィーニブです!
- 3本を選ぶのが悩ましい! 15ml入のiroshizuku mini (色彩雫)
- まとめ: 色彩雫にミニサイズが登場して、色インクと遊びやすくなった!!
目次(ざっくり内容紹介)
和名を持つ万年筆のインキ。パイロットの色彩雫 ~iroshizuku~
[table id=13 responsive=”phone” /] パイロットが発売しているインクのシリーズの名称: 「iroshizuku (色彩雫)」
「黒」「青」「ブルーブラック」という、いかにも万年筆の王道のインク色「以外」を楽しむということを教えてくれた立役者こそ「iroshizuku (色彩雫)」シリーズです。美しい情景を元に作られたインキの名前にカタカナは使われておらず、日本語の名前がつけられており、絶妙な雰囲気をうまく醸し出しています。
そんな色彩雫は 24種類という圧倒的な色の豊富さ、大きめな文具店ならば容易に手に入る入手性の良さ、試し書きでインクの色を確認できる点などから、はじめてカラーインキで遊ぶ際にはオススメのインクです。(ただし、試し書きの色は参考にならないことがよくあります。)
[box class=”box2″] 参考LINK:iroshizuku<色彩雫> | 筆記具 | 万年筆 | インキ | 製品情報 | PILOT[/box]
試し書き時の注意点: あの万年筆はカリグラフィーニブです!
大きめな文具店ならあることが多い、iroshizuku (色彩雫)の試し書き用什器。
モニター上では色の片鱗を掴むだけに留まるのは勿論ですが、店舗においてある色見本サンプルや試し書きをしたとしても、退色の影響があり、完璧に色が分かる訳ではありません。
まず、使ってる紙が普段と異なっているため、紙に滲んた状態や乾いた後の色合いも実際に使うと「あれれ??」とよくなってます。
また、この試し書きには細字や中字のような単一の字幅の万年筆ではなく、濃淡が出やすく味のある文字が書きやすいカリグラフィーニブ(CM)という特殊な字幅が使われているため、期待以上に良く映えたり、インクが煮詰まって渋目の色合いに見えて判断を鈍らせたりなどはザラに起こります。
しかし、そんなボトルインクを購入し、自分の万年筆に入れて、紙に触れ合わせて「最適解」という自分のお気に入りのインクを見つけ出す、一見面倒ですがそれが実に愉しいのです。
3本を選ぶのが悩ましい! 15ml入のiroshizuku mini (色彩雫)
小さなインク瓶もなかなかオシャレなiroshizuku mini。
数年前に限定販売していた色彩雫のミニボトル。この3本セットの組み合わせは、はじめから決まっている3タイプ(A.月夜×竹炭×紺碧 B.朝顔×深海×山葡萄 C.天色×冬柿×松露)と自分で自由に組み合わせを選べるタイプの2つがあります。(ミニサイズのバラ売りも 場所によってはあります)
前者はすべてのパターンで1,2個は持っていたため、自分で選択できる後者タイプを選びました。
3つの組み合わせをどのようにするかで1時間近く迷っていたのですが、結局2セット分(6瓶)を購入しました。内訳は、冬将軍、竹林、山栗、稲穂、冬柿、そして竹炭です。どれも気になっていた色ですが、50ml分のレギュラーサイズ分は使えそうもなく半ば諦めていたので、登場したミニサイズ(15ml)さまさまです。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
色彩雫にミニサイズが登場して、色インクと遊びやすくなった!!
です。
たのしみましょう、お気に入りのインクを求めて。
さてさて新しいインクが一度に6つも増えることになったので万年筆洗浄中です。(気軽に手に取れる分、インク沼が進行してます、なんて罪深いことか…、色彩雫ミニよ。) 今回購入したインキからお気に入りのインクが見つかったその時にはコスパが良い大瓶に戻ろうと思います。
それと最後にですが、11月9日の日経MJに「年賀状は万年筆で」という記事の中に色雫ミニの告知と供に、「瓶一本(50ml)を使い切るのに2年ほどかかる」という記載がありました。
自分の使用状況と照らしあわせてみたところ、使う頻度が格段に高かった色彩雫インク(月夜&土筆&松露)は1年ほどのサイクルで使いきっていました。が、使わなかった色は3年以上経ってもたっぷり残ってます。