文具BARで語られた神戸インク(Kobe INK)物語開発秘話。神戸らしさを追求した竹内開発室長(ナガサワ)のこだわり!≡

bungubar関西発・インクカクテルが飲めるイベントこと「文具BAR」が、東京・文房具カフェに進出!

2015年2月7日、表参道の文房具カフェにて開催されたイベント「文具Bar Vol.3 神戸インク物語で酔わナイト」に参加しました。第1回目が神戸で始まった「文具」と「お酒」を掛けあわせたイベント・文具BARが文房具カフェにやってきました。

神戸からのステキな贈り物「神戸インク物語」のカクテルと、竹内開発室長が語る制作秘話を五感で堪能。今回の記事では、その開発秘話の書き起こしと諸々のこぼれ話を紹介します。

  • 参考LINK: 【文具Bar Vol.3 神戸インク物語で酔わナイト】のUstアーカイブ

 

記事の内容をざっくり紹介!

  1. Kobe INK物語の生みの親!ナガサワの竹内開発室長が神戸インク開発秘話を語る。
    1. はじまりは、六甲グリーン、波止場ブルー、旧居留地セピアの3色。
    2. どんどん企画が広がる! 限定インクの登場。
    3. 神戸インクの色を創って50色。 Kobe INK物語の軌跡。
  2. 文具BARのインクカクテルはこんな具合!
  3. まとめ: 神戸に魅了されました! ナガサワ文具センターには絶対行きたい!

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Kobe INK物語の生みの親!ナガサワの竹内開発室長が神戸インク開発秘話を語る。

DSCF3652DSCF3657DSCF3674-1今では、50色まで来た「Kobe INK物語」。その全てに想いとストーリーが宿る。

神戸インク物語というオリジナルインクを開発する転機が訪れたのは「阪神淡路大震災だった」と語る竹内開発室長。

ー 写真が趣味で、カメラ片手に神戸の写真を撮りまくっていたものの、震災できれいな街が普通に見れなくなってしまったことに落ち込んでいました。
そして、そこから10年が経ち、入社以来の悲願だった「神戸発祥の文具をつくりたい」という思いや、復興を考えての「神戸のきれいになった街の色を発信しよう」と企画し、考えついたものが「インクの色(Kobe INK物語)」でした。

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はじまりは、六甲グリーン、波止場ブルー、旧居留地セピアの3色。

DSCF3777DSCF3779インクに託した竹内開発室長の熱い思いや願い、神戸らしい響き。

ー 2007年に第1号として出したのが「六甲グリーン」です。この色が一番はじめに頭に浮かび、どうしても色で表現したいという強い使命感を感じていました。
この色は、震災の後片付け(復旧復興)をしていた際に、崩れたビルの隙間から見えた六甲山の色でした。震災の前も後でも常に変わらなかった見続けた緑色にとても癒やされました。

ー 4〜5ヶ月で3色の色(六甲グリーン、波止場ブルー、旧居留地セピア)を出しました。当時、万年筆のインクの色といえば、ブラック、ブルー、ブルーブラックの3色しか選択肢がないときでしたが、地元の神戸市民に「これはスゴイ!」と絶賛していただけました。

ー また、そこから商工会議所が出す「神戸商工だより」に神戸インクが掲載されたり、神戸新聞に大きな記事「街を盛り上げるお手伝い」が載りました。その記事が載った次の日からおじいちゃん、おばあちゃんから握手攻めになりました。
そして、その方々から「ようこんなん作ってくれた」「とにかくがんばってほしい」と言われて、「とことんやらなければ!」と思ったのが2009年あたりのことでした。

ー そして、次の年から地元の人に愛されつつ、近畿地方それから関東地方、日本全国にまでインク好きの輪が大きく広がるのを感じました。また、神戸インクを愛用しイラストやカリグラフィーを作られる方がいて、私も楽しませて頂いています。

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どんどん企画が広がる! 限定インクの登場。

ink_vermeer_1神戸に来ることが条件で作られる限定版の神戸インク。幻のフェルメール・ブルー

ー こんな企画がありました。マウリッツハイス美術館展(2012年9月)での「フェルメールブルー」です。日本マーケティング大賞の最終候補として残っていた為、「インクの色をつくること」への知名度が上がりました。
そして、縁があって「真珠の耳飾りの少女」の青いターバンの色を作ってほしいと言われて作ったりしました。

ー 他には、プーシキン美術館展でも作りました。ジャンヌ・サマリーの肖像画からピンク(ルージュ)を取り、「ルノワールピンク」を発売しました。次にターナー展「ターナーカフェ」から茶色を抽出しました。どれも販売時期が短かったのですが、評判になりました。
そして、最近では数ある作品の中から、「モネバイオレット」と「ゴッホコバルト」をつくりました。

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神戸インクの色を創って50色。 Kobe INK物語の軌跡。

DSCF3546

ー きれいな神戸の街をインクにするということで、作ってきて50色になりました。「好きな神戸の街で、好きな文具(ステーショナリー)で」とやって来ましたが、このような形になるとは正直おもっていませんでした。最初は3色で終わるつもりが、ここまで来ました。
以上が、神戸インクの秘話をざっくりとお話させて頂きました。

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文具BARのインクカクテルはこんな具合!

DSCF3542DSCF3575Kobe INK物語のオリジナルカクテル、7種が登場。

波止場ブルー、湊川ライム、岡本ピンク、和田岬ブルー、王子チェリー、六甲アイランドスカイ、学園都市フレッシュグリーンのインクカクテルを楽しむことが出来ました。

味と色を表現するための絶妙な匙加減、旨く作りながら色のバランスも再現するために一番苦労したのは、紫ではなく青の表現が難しい「波止場ブルー」とのことです(マスター談)。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

神戸に魅了されました! ナガサワ文具センターには絶対行きたい!

です。

 

キレイな色をして惹き付けるインク、その奥にある「神戸という街」に俄然行きたいです。

竹内開発室長とお話してみると、今回の記事で書き起こした話はまだまだ序の口です。それぞれのインクに「エピソード」があり、ガッツリ聴き込みたくなりました。

例えば、有馬温泉の金泉の色である「有馬アンバー」を再現するため、4日連続でお湯と格闘していた話(3日目に万年筆を売ったお客さんに背中を叩かれた)。「水道筋マルシェブルー」作成が難儀だった話などなど、正直まだまだ聞き足りないです。

リクエストがあれば話します!と言っていたので、せっかくなので、秋に関西地方の文具スポットを巡ろうと思います。

ちなみに、文具バーでは「KobeINK物語開発秘話」以外にも、竹内氏 × 清水茂樹氏(エイ出版社「趣味の文具箱」編集長)による対談や「協力メーカーによるプレゼンテーション・物販」があり、とても盛り上がっていました。メーカーのプレゼンテーションにも面白そうな文具が数多く登場していたので、別記事で紹介の予定です。

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鈴木元貴です、げんきです。このサイトの管理人。ステキな文房具をじっくり丁寧に掘り下げて紹介しています。 >>詳細プロフィールはこちら<< (1991年3月20日生まれ 静岡県沼津市出身、立川市在住)