シャキッとしたブルーボディに包まれた高級鉛筆「Mars Lumograph」(STAEDTLER)
「青い鉛筆」といわれ パッと思いつくお馴染みの品。それが今回紹介するステッドラーの「マルス・ルモグラフ」です。価格に見合って性能は非常に高く、キメ細かな黒芯は紙に良く定着します。そのため、製図やデザインを生業とするプロにも信頼される スタンダードな鉛筆です。
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記事の内容をざっくり紹介!
- キリッとした青が印象的な「マルス・ルモグラフ(ステッドラー)」
- 閑話休題: 昔は「EE」という硬度表記が存在した!?
- まとめ: フラッグシップモデル「マルス・ルモグラフ」(ステッドラー)は、入手性も良い代表的な鉛筆!
キリッとした青が印象的な「マルス・ルモグラフ(ステッドラー)」
マルス・ルモグラフ(ステッドラー)は、ハッと目が覚めるようなブルーを基調とする鉛筆。
一本あたり100円以上する高品質な鉛筆を挙げてみると、ファーバーカステルのカステル9000、三菱鉛筆のハイユニ (Hi-uni)、トンボ鉛筆のMONO100などがあります。
これらの鉛筆は各メーカー最高峰であると同時に 色との結びつきが強く、どの色がどの商品かとすぐに判断できます。(濃いグリーン=カステル9000、葡萄茶=ハイユニ、黒=MONO100)
そこに肩を並べるマルス・ルモグラフ。軸の色「澄んだブルー」はやはり目立ちます。
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※ステッドラーのトレードカラー・ブルー。この色が使われた所以を探ると、話は発売開始当時の1901年に遡ります。当時は イエローの鉛筆(KOH-I-NOR・コヒノール)が流行り、よく売れていました。その黄色い鉛筆との差別化のため、青色が使われたとのことです。
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閑話休題: 昔は「EE」という硬度表記が存在した!?
8Bに相当する「EE (Extra Extraの略)」という濃い鉛筆。(2000年まで採用されていた硬度表記)
マルス・ルモグラフの硬度・8B (EE)で書くと、たしかに濃いです。しかし、書き味を確かめてみると、濃い鉛筆特有の紙あたりの柔らかさは あまりありません。(硬め = 芯が減りにくい)
そして、一定の太さで線が出しやすく、書き終わり止まりが利きやすいという特徴もあります。
8Bという硬度であっても、HB・Bなどの濃さの鉛筆と違わず 共通した調子で使える「マルス・ルモグラフ」。この点は使う人の好きずきによって、評価の分かれるポイントです。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
フラッグシップモデル「マルス・ルモグラフ」(ステッドラー)は、入手性も良い代表的な鉛筆!
です。
青の鉛筆といえば、やっぱりお馴染みの「マルス・ルモグラフ」。
他の鉛筆も色々と使ってみて、小さいところに書き込む際にはファーバーカステルのカステル9000のB、普段使いにならサクサクとした小気味好い音で黒鉛を残すトンボ鉛筆のMONO100 や マルス・ルモグラフ、三菱鉛筆のハイユニ(Hi-uni)・2B。
そしてそして、ゆらゆらと考えつつ濃〜くいきたいときには月光荘の8B鉛筆と使い分けるのが最近の好みです。自分の手にしっくりくる鉛筆探し、実に贅沢で楽しい時間です。