モンブランの古いボールペンを受け継ぎました。
いや、正しくは発掘です。実家のペン立てにささっていた 少し傷のある「ホワイトスター」が印象的なボールペン。せっかく良さそうなものを見つけたので、もう一度使っていくためにも、替え芯(リフィル)とこのボールペンについて調べてみました。
記事の内容をざっくり紹介!
- 正体は、70年代のスライドレバー式モンブランボールペン #1846
- #1846に入ってた古いリフィルは、現行品よりも長い!!
- モンブランを扱うお店で、アダプター(アタッチメント)を確保!
- まとめ: 現役に戻ったモンブランの古いボールペン。現行リフィルでイロイロ書き込む!!
目次(ざっくり内容紹介)
正体は、70年代のスライドレバー式モンブランボールペン #1846
胴軸に刻まれているナンバリングによって、#1846と認識。
機構部分で特徴的であり面白いのが、このノック部分です。
クリップについているレバーを下げることで、芯が出てくる「スライドレバー方式」の機構をこのボールペンで初めて見ることが出来ました。クリップをポケットに挿すことでも芯が戻る簡単な作りになっているので、筆記中に不意に芯が戻ってしまうこともあり得ます…。
#1846に入ってたリフィルは、現行品よりも長い!!
#1846の中に入っていた替え芯は、60年代後半~70年代モデルでした。
モンブランが、最後に油性リフィルの型を変更したのは1970年代後半のようです。
#1846の中身と写真下の現行品のリフィルを比べてみると、
- 現行品は、70年リフィルと比べて短い。(現行品=98mm、70年リフィル=112mm)
- 現行品のペン先には若干の段差があるものの、ほとんど干渉はしない。軸の太さも同じ。
モンブランを扱うお店で、アダプター(アタッチメント)を確保!
70年代のリフィルなんて、まず手に入りません。
たとえ手に入ったとしても、ボールペンのインキには消費期限があるので結局使えません。しかしながら、古いボールペンユーザーはいるため、しっかりと救済措置があります。それが、青い樹脂部品、アタッチメント(アダプター)です。
このアダプターを装着するだけで、現行リフィルが問題なく使えるようになります。
このアダプターを入手するにはビンテージボールペンを持ってモンブランの扱いがある店舗へと出かけるのが早いです。私の場合、近くの文具店では残念ながら扱いがなく、一旦はこのボールペンは使えないのかと途方に暮れていました。しかしながら、正規販売店にボールペンを持って行った所、アダプターの用意があり替え芯購入に合わせて確保することが出来ました。
(一口にモンブランのビンテージボールペンと言っても、50~70年代の間、規格がまったく同じではありません。太さや長さの差が微妙にあったり、替え芯のマイナーチェンジが行われていたりするので、ボールペン本体を持っていき、その場で入れて本当に使えるかどうかを確かめてから購入することをお勧めします。)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
現役に戻ったモンブランの古いボールペン。現行リフィルでイロイロ書く!!
です。
実家で、ちょこちょこ見つかる良さげな筆記具。(モンブランのリフィル、高い…。)
良いものは古くても、多少手をいれてやれば、もう一度現役になって輝きを取り戻してくれることを今更実感しています。そういえば、このボールペンはゴールドプレート(金メッキ)加工されてるようなのですが、果たして洗浄は出来るのでしょうか??