「キャップをとる」という手間がいらない! ノック式の万年筆、パイロットのキャップレス。
万年筆には 普通キャップがついています。ただし、万年筆をサッと使いたい場面においては、キャップをとる 僅かな手間も煩わしく感じます。しかし、そんな一手間を省略した ノック式でパパッと手軽に使える万年筆が 今回紹介する「キャップレス」 (パイロット)です。
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記事の内容をざっくり紹介!
- すぐ使えて快適!パイロットのノック式万年筆・キャップレス。
- キャップレスのバリエーション。 使用頻度が多いのは、ペン先・特殊合金タイプ。
- まとめ: キャップレスは普段使いに丁度良い! 万年筆の書き味を楽しみやすく♪
目次(ざっくり内容紹介)
すぐ使えて快適!パイロットのノック式万年筆・キャップレス。
ペン先は乾かないように、しっかりと収納。そして、ノックすると ペン先が顔を見せる!
たとえ、この万年筆「キャップレス」がノックタイプで便利だとしても、インクがすぐに乾き、書き出しでインクが掠れる・出なかったり、インク漏れが発生するようでは致命的です。
ただ、実際に三年以上使ってみても、多少の日数放置した程度では なんら問題なく書くことが出来たり、トラブルもこれといってありませんでした。ノック式の機構は たしかに異色といえますが、そこはパイロット社が1963年に開発して以来、改良を進めてきた成果の賜物。
片手ノックだけで使える取り回しの良さは精密な機構で脇を固められており、その機構を持ったノック式万年筆・キャップレスは 万年筆をより身近に、より便利に使える名品だといえます。
キャップレスのバリエーション。 使用頻度が多いのは、ペン先・特殊合金タイプ。
キャップレス・マットブラック(18Kペン先)とキャップレス(ペン先・特殊合金)を所有。
キャップレスのラインナップを見てみると、定価一万円のキャップレスだけがペン先が特殊合金仕様です。ちなみに、一万五千円以上のキャップレスになると ペン先は18K仕様になります。(より高級なラインナップでは軸材が木材だったり、螺鈿細工が施されたタイプもあります。)
ただ、常に持ち歩き、出場機会が多いのは「特殊合金ペン先のキャップレス」です。
2つのキャップレスの書き心地、なめらかさ&やわらかさで見れば、18Kペン先のキャップレス・マットブラックに軍配が上がります。しかし、何故、特殊合金ペン先キャップレスを持ち歩いているかというと、使うシーンにより適していると判断したからです。
場所を問わずに(安定した筆記環境とは限らない場面でも) 使いたいキャップレス。ただ、そのような場面では筆圧が強くかかってしまうコトが多く、グイッと軟らかくしなる18Kニブでは不安を感じていました。そして、一方の特殊合金ニブは適度な堅さがあり、安心感が違いました。
つまり、片手だけで手軽に使えるノック式万年筆・キャップレスだからこそ、特殊合金タイプも選択肢としてアリです。ともかく使い勝手の良いキャップレス、是非手にとってみてください。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
キャップレスは普段使いに丁度良い! 万年筆の書き味を楽しみやすく♪
です。
荷物が少ない時でも、ポケットに常備。
以前作ってもらった大島紬のペンシースに、このシルバーのキャップレスとクロスの細みのボールペン・クラシックセンチュリーを入れて携帯していることが多いです。
キャップレスはさりげなく使える万年筆なので、あまり意識されないのも 個人的には◯です。 (たまに、オレンジ色じゃないとビックリされることもありますが、黒やシルバーも多いですw)