「ペン先曲がってるけど、このペン大丈夫??」
見た目は、万年筆のようなセーラーの「ふでDEまんねん」。筆文字のようなそれっぽい字を書くことができ、遊びに「変わり種筆記具」として使うと面白いと思います。
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記事の内容をざっくり紹介!
- セーラーの本格万年筆「プロフィット」に似ている!
- うっかり曲げてしまった不良品のペン先!?
- 細い字から太い字まで万能! トメ、ハネ、ハライも!
- まとめ: 変わり種の筆記具。好き嫌いは分かれるけども、表現の幅は広い!
目次（ざっくり内容紹介）
セーラーの本格万年筆「プロフィット」に似ている!
ふでDEまんねんには、筆記角度が異なる55度(ペンを立てて書く人向き)、40度(ペンを寝かせて書く人向き)の廉価版のもの。そして、私が使っているクリップ付きの本格派万年筆「プロフィット」シリーズに似せて作られている￥2,100のもの(55°のみ)があります。
どれがいいかは好みはあります。ただ、私は最近万年筆を使用することが多く、寝かせて書くことが多いので、40°にすれば良かったかなと思っています。ですが、質感は値段相応なところがありますが、プロフィットに似てるデザインの価格が高いバージョンも捨てがたいです。
正直な感想を言うと、高級なデザイン「プロフィット」風の方を40°の角度で作ってほしかったところです。
うっかり曲げてしまった不良品のペン先!?
「このペン、ダメだ…。落として曲げちゃった…。」
不良品かと誤解しかねないようなペン先ですが、これが表現の幅を増やすヒミツです。筆文字が書けるからといって、先に毛がついているというわけではありません。普通の万年筆のニブが点のイメージだとすると、「ふでDEまんねん」は線。ペン先の紙に当たる面積部分が多く、様々な線(筆風の字)を表現できるとのことです。
細い字から太い字まで万能! トメ、ハネ、ハライも!
表現の幅が広い「ふでDEまんねん」
書き心地は、万年筆メーカーのセーラーということもあり、1,000円台のこうした万年筆であっても書き味はとても滑らかです。インクの出具合もとてもよく、すらすらという気持ちよさにハマります。
また、インクにはセーラーの商品なので、セーラー製の万年筆用インクカートリッジが使えます。ちなみに、私が使っているのは、顔料ナノインクの青色「青墨」です。ただ純正ペンの場合にもドライアップ(乾燥)してしまう危険性はあるので、数日に一度はふでDEまんねんを使ってあげた方がいいです。
そして、書くときには、特段、「筆」であることを意識しないほうがいいです。
実際書いてみると、毛筆で書いたようにはなかなか上手くはいきません。ペン先を立て気味で書くと細い筆跡，寝かせて書くと太めの筆跡になりまが、角度による筆跡の変化を把握するまで、まだちょっと戸惑っている部分があります。また、本物の筆ではなく純粋な万年筆でもないので分類が難しく、好みがはっきりと分かれそうなペンだと思います。
私は大雑把なこともあり、万年筆の字幅が異なる筆跡に慣れているということもあるので、このペンは気に入ってます。携帯性重視という人や極細がいいという人には残念ながら不向きかもしれません。しかし、ゆったりとラフにがりがりと書きたいというときにも、意外と実用的に線幅を変えれるペンとしても気持ちよく使えます。
万年筆風のペンで筆っぽい文字を書き幅を分けて書くことが出来るのは、今まで持っていた普通の万年筆には無理なこともありました。書いた文字にもなんだか味があるように錯覚でき、トメ、ハネ、ハライを持つ日本の文字の優雅さを実感中しています。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
変わり種の筆記具。好き嫌いは分かれるけども、表現の幅は広い!
です。
以上、ふでDEまんねんを紹介しました。
最後にもう一点ですが、このふでDEまんねんのペン先のペンポイントにはイリジウムが使われていません。普通のスチールペンに金色のメッキが施されています。イリジウムが付いていないので磨耗の速度は万年筆よりも早く、消耗品として考える必要が若干あります。(通常の使用への耐久性は充分です)
そんなことを知り検索を続けていたところ、「長刀ふでDEまんねん」というものを見つけました。しかし、値段は21,000円。
ただ触れ込みが凄く、長刀研ぎを開発したペン先職人の長原宣義氏が日本語の美しさを表現するために開発したふでDEまんねん。そして、その長原氏が研いだ長刀研ぎ14金ペン先です。ふでDEまんねんにハマってしまったこと、ある程度欲しかった万年筆は購入したこと、この2つが重なり変化球な筆記具が欲しくなってしまいました。買おうか迷います…。
