パーカーの万年筆・IMプレミアム ビッグレッド。シュッとした流線型なフォルムと鮮やかなヒストリカルカラーがマッチング

parker-im-bigredパーカーの象徴ともいえるヒストリカルカラーの一つ、オレンジ色(別名・ビッグレッド)。

時は1921年。「万年筆といえば黒」が当たり前の時代に鮮烈なインパクトを与えたデュオフォールド・ビッグレッドは、パーカーを象徴するフラッグシップ・ハイエンドモデルです。

そんなヒスカルトカラー・ビッグレッドを、パーカー創業125周年の節目に製造期間限定(2014年2月)というカタチでオマージュしたのが、今回紹介する「IM・プレミアム ビッグレッド」です。シンプルなデザインが気に入り、現在よく使っているオレンジ万年筆の一つです。

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記事の内容をざっくり紹介!

  1. ゴテゴテ系ではない! 洗練されたPARKER・IM(アイム)のデザイン
  2. 小さく固めなペン先から迸る潤沢なインクフロー
  3. パーカーの万年筆のキャップには空気穴が開いている。対策は?
  4. IMプレミアムのクリップをペンケースに挿していたから、穴はふさがっていた?
  5. まとめ: PARKERの質の高さを味わえる万年筆・IM(アイム)プレミアム。

ゴテゴテ系ではない! 洗練されたPARKER・IMのデザイン

DSCF3821DSCF3822DSCF3824DSCF1036DSCF1034DSCF3825DSCF1038潔く、しゅっきりシャッキリと! アイコンの矢羽クリップが程よいアクセント。

赤みを帯びたオレンジ色で「デュオフォールドのビッグレッド」を踏襲、しかも、廉価クラスとしての立ち位置を知り、シンプルで洗練されたIM(アイム)の良さが活きています。

そんなオレンジ色の胴軸は、派手で安っぽく見える「光沢メタリック塗装」ではなく、しっとりと落ち着いた雰囲気・鈍めの輝きを醸し出す「アナダイズ仕上げ」が施されています。お店で見ていたところ、この渋くシックな感じが気に入った為、購入することにしました。

[memo title=”補足”]※「アナダイズ仕上げ」とは・・・アルミニウムに陽極電界処理を施し、人工的に酸化被膜を作る表面処理。アルミニウムの表面の耐食性、耐摩擦性を向上させ耐久性が高まる。表面に無数に空いている孔の中に染料を染み込ませるため、発色が鮮やかで色の剥げ落ちがないのも特長。[/memo]

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小さく固めなペン先から迸る潤沢なインクフロー

DSCF1039DSCF1042DSCF1044DSCF1043普段使いに具合が良い、硬めのペン先+快適なインクフロー。

一時期、金ペン(ペン先に金が使われている万年筆)至上主義だったのですが、書く上でストレスがないモノ・なめらかで書きやすいモノならば、鉄ペンも良く使うようになりました。

今回紹介しているIMプレミアム・ビッグレッドの書き味に話を戻すと、やはり書いていると気持ちがいいです。リーズナブルクラスといえども、シッカリとしたパーカーの万年筆。ちゃんとした万年筆なら、インク切れの場合は除き、使用時の掠れを気にすることが少なくなります。

ちなみにですが、この万年筆を購入した際、スライド式のコンバーターSが付属していました。ただ、このコンバーターSではインク保有量が少なく、インク切れが早かったです。そのため、互換性があり容量も大きいコンバーターDタイプへの換装を検討しています。

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パーカーの万年筆のキャップには空気穴が開いている。対策は?

DSCF1040キャップのクリップに隠れて穴が開いている。通気穴対策には何がいいのか?

クリップの裏側をよくよく観察すると、なんと7mm程度の空気穴があります。この穴は、幼児が誤って飲み込んだ際に息が詰まらないようにするためのもの?など諸説あるのですが、ペン先が乾きやすいという欠点に直結します。

そのため、対処法として、見た目を犠牲にセロテープで穴を塞ぐ方法を試そうと思っていました。しかし、幸いなことに私の使用環境では、少し間があいてしまっても、書き出しの掠れが発生することはありませんでした。気持ちよく書けるので、対処はせずにそのまま使っています。

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IMプレミアムのクリップをペンケースに挿していたから、穴はふさがっていた?

DSCF1045仮説: 万年筆のクリップをポケットに挿せば、穴も塞がる??

IMプレミアムと一緒に使っているペンケースは「つくしペンケース」です。つくしペンケースの内部には中身を安定させるための帯がついており、ここに万年筆のクリップを挟んでいました。

そうすると、空気穴も塞がっていたようで殆ど乾くこともなく、気持ちよく使えました。ただし、万年筆を保管する状態は、机に置きっぱなしのこともあったり、仕切りのないペンケースにざっくり入れるなどなどマチマチです。

たまたま、つくしペンケースに入れていて良かったのですが、違うペンケースに入れていたら、ペン先がよく乾き、書き出しが掠れることをストレスに感じていた筈です。そうであれば、イライラが溜まるイマイチな万年筆には「使いにくさ」を感じてしまい、段々と使わなくなることは想像に難くなかったと思います。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

PARKERの質の高さを味わえる万年筆・IM(アイム)プレミアム。

です。

 

自分らしさを大切にする人をコンセプトに誕生した「パーカー・IM」(I’m=私自身)。

PARKERの万年筆購入にあたり、キャップには穴が開いていて乾きやすいことは事前に知っていました。使う中でどれほど乾きやすく、対処しなければ使えないものなのか?等を検討しようと思っていたのですが、はじめから「つくしペンケース」に装備した為、快適に使うことが出来て逆にビックリしました。

その後、クリップを挟まない別のペンケースにIMプレミアムを入れてみたところ、案の定、カピカピと乾きやすく、書き出し掠れが起きやすかったです。やはり不便を感じたのですが、大きな問題ではないだけに「物理的な穴を塞ぐ方法」をとるかはかなり悩むところです。

ちなみに、この穴は、他のパーカーの万年筆にも開いています。オレンジ色の万年筆好きとしては、「デュオフォールド ビッグレッド」は誕生日記念にいずれ手にしたいと考えているのですが、値段が高いこともアリ、穴のこともあり、決め手に欠けます…。

まぁ、毎日使えば、乾燥問題はおそらく大丈夫なんですけどねw

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