神戸派計画のSUITO・クリーニングペーパーで、万年筆についたインクをキレイに拭き取る!
万年筆にインクを充填する場合、ペン先をボトルインクに深々と浸して吸入するため首軸周辺に至るまでインクがまとわりつきます。今まではティッシュを使って 持つ場所付近は地道に拭き取っていたのですが、必ずといっていいほど手にインクが付いてしまいました。
ただ、これも万年筆を使ってる上では しょうがないと半ば諦めていたのですが、今回紹介するニッチな紙製品「SUITO・cleaning paper (神戸派計画)」はそんな不満を払拭してくれました。
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記事の内容をざっくり紹介!
- インクを拭き取る専用アイテム「SUITO・クリーニングペーパー」(神戸派計画)
- SUITO (スイト)・クリーニングペーパーの使い方・手順を紹介!
- まとめ: キレイになってスッキリ! 吸取り紙ベースのクリーニングペーパーの働きはスゴい!
インクを拭き取る専用アイテム、SUITO・クリーニングペーパー(神戸派計画)
「万年筆のペン先を美しく」という用途に合わせて「材質」と「形状」を整備したモノ。
「手は汚さずにペン先をキレイに拭きたい!」という願望に答える上で、SUITO・クリーニングペーパーが「吸い取り紙」である点は重要なポイントです。もし、この紙がティッシュであれば インクがあっという間に浸透していき、私の手に かならずインクが付着します。
一方、SUITO・クリーニングペーパー(吸取紙)の場合には インクがついても広がりにくく、水分をよく吸収します。また、インクがついた部分の乾燥は早く進み、直後に直接触れなければインクが付くこともありません。「吸取紙」を使ってインクを掃除するという発想に感服しました。
ちなみに、専用のクリーニングペーパーであるSUITO (スイト)には、切れ目や丸型が切り抜かれています。小さいサイズ(1ピース: 横1.9㎝ × 縦4.8㎝)も珍しく、大変機能的ですが、価格は450円+税です(30ピース入り)。 普通サイズの吸取紙では代用できないのか検討したいと思います。
SUITO (スイト)・クリーニングペーパーの使い方・手順を紹介!
- ピースを切り離して折り曲げる。
- 親指・人差指・中指を添えて持つ。
- 切り込みにニブをはさみ、両翼と先端を拭く。
- カーブの切り欠きで、ニブの根元を吸い取る。
- U字に曲げて首軸を拭いたら、万年筆ぴかぴか派。
「3. 切り込みにニブをはさみ、両翼と先端を拭く。」が難しい…。
切れ目をあらかじめ開いておき、ニブをはさみやすくするのがコツかも!
両翼と先端を拭く為、吸取紙とペン先の切り割りが接触しないよう気をつける必要があります。割れ目から出るインクは万年筆の通常現象(毛細管現象)であり、止め処なく流れます。表面についた不要なインクの除去が大事なので、切れ目側の端を使って地道に拭う策もアリといえます。
「4」と「5」パートで 掃除したスッキリ気分が増大!
ニブの根元と首軸を拭き拭き。ココもしっかり綺麗になって「万年筆ぴかぴか派」。
インクを拭き取りたくても量が多く、間違いなくインクが手につく部分: ペン先の根元と首軸。
たとえティッシュを何枚も重ねても、インクはみるみるうちに広がり、ティッシュぐちょ濡れ、手はインクまみれになっていました。綺麗に出来る術が見つかったことは素直に嬉しいですが、SUITO (スイト)・クリーニングペーパーは1ピースあたり15円です。
手をなるべく汚したくない場面などシチュエーションに応じて使い分けたいと思います。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
キレイになってスッキリ! 吸取り紙ベースのクリーニングペーパーの働きはスゴい!
です。
万年筆のペン先にインクが付いていたら、気になりますか?
私はほとんど気にならない、というよりも、インクで染まったペン先に萌えるので そのままが好きです。 正直、ペン先を拭きたいという需要が意外とあったことにとても驚きました。
「きれいにしたい派」と「そのまま派」どっちが多いのか大変気になります。
さてさて、神戸派計画の紙製品といえば、万年筆ぬらぬら派 「グラフィーロ」があります。
この紙に万年筆を走らせるのは、まさに甘美。にじみ・かすれがでにくく、裏うつり、裏抜けがしにくい、そしてぬらぬらとしたさわりで 発色・濃淡もよくでるという至れり尽くせりぶりですが、弱点のひとつに「乾きにくさ」「乾いたかどうかの判断のしにくさ」がありました。
そして、そんな弱点を補完する小型吸取紙・SUITO (スイト)のマニアックぶりに心をくすぐられました。これからも神戸派計画には大きな期待をよせています。