惜しくも生産終了となったプロフィリ・レジン(DELTA)。ドルチェビータよりも雰囲気は甘め!
練り込んだようなマーブル模様が八つの面に浮かび上がり、スターリングシルバー製金属部分が全体をグイッと引き締める。そんな魅惑的な万年筆がデルタのプロフィリ(Profili)です。
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記事の内容をざっくり紹介!
目次(ざっくり内容紹介)
八角柱軸はユニークな存在、デルタのプロフィリ(Profili)!
八角形を投影するように 8つのこだわりが表現されたプロフィリ(Profili)。
「1. 控えめ、2. エレガントなスタイル、3. 正確なモノづくり、4. 細部、5. 素材、6. 人間工学、7. 機能面、そして 8. 個性的である」という八つのこだわりが込められたプロフィリ(Profili)。
オレンジのアイスキャンディーを思わせ、透明感と深みのあるマーブル模様がなんとも可愛らしいプロフィリ。ドルチェビータのような結晶ひとつひとつが大きな樹脂材とは違い、甘いという意味のドルチェ(=DOLCE)が より似合うのは プロフィリ(Profili)の方ではないかと思えます。
全体のバランスは良く、筆記機能もOK!
ペンクリニックに持ち込んでみたところ、プロフィリ(Profili)の調子は抜群に良くなりました!
ヤフオクで入手した当初、舶来(イタリア産)の万年筆にしては線が細く、インクの出が渋い個体だと感じていました。ただ、特に問題なく書けていたこともあり、そのまま使っていました。
しかし、段々と書き出しの際に かすれが発生しやすくなり、ストレスを感じていたのでペンクリニックの機会を待ちました。そして、ようやく ペンドクターにペンの状態を診てもらうと、「ニブとペン芯の反りがあっておらず、ズレがある」症状だったと判明しました。
ペン先部分がグイグイ施術を受け、サリサリと調整されている様子を見ること10分少々。
プロフィリは見違えるほど元気になりました。ペン先を動かしたときに感じていた引っかかりを調整してもらい、紙とのあたりは一層やさしく、書き心地が気持ち良い万年筆に。線幅にムラのあったインクフローは 打って変わって乱れのない潤沢なインクフローへと変貌を遂げました。
ペンクリニックのお陰で、この万年筆・プロフィリに感じていた筆記時の不満点はすべて解消、主力の一本に返り咲きました。(インクは、デルタの純正ボトルインク・セピアを吸入。)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
ドルチェビータとは趣向が異なるレジン軸。この風合いも好み♪
です。
「八角形・スターリングシルバー・レジン」等のキーワードが並ぶ プロフィリ(Profili)。
これらの言葉に「小型」という語も追加してみると、モンテグラッパのミクラの存在が挙げられます。18Kのバイカラーペン先が洒落ている ショートサイズのミクラとプロフィリ、どちらを購入しようか迷いましたが、コンバーターも使えるプロフィリ・レジンを選びました。
ただ、ミクラも廃番商品だった筈なので買おうか悩ましいです。イタリアの色軸はやはり差が大きいので、出来れば お店で見て購入したいものですw (そういえば、スターリングシルバーのお手入れの為の布も買わなくては!)