「懐菱」(T.MBH)はスタイリッシュなペンシース。愛用の万年筆を収める鞘を別注 + 完璧フィット

愛用している万年筆「マーレ・イオニア」用に一本挿しペンシースを所望。

奮発して購入した万年筆、アウロラのマーレ・イオニア。この麗しの万年筆に合わせる風格ある革製ペンケースが欲しい！と候補を色々と探していたところ、今回紹介する T・MBH (TAKUYA MADE BY HAND) の「懐菱 (ふところびし)」の存在を見つけました。

目次（ざっくり内容紹介）

余分な装飾はなく、革本来の魅力を伝えるシンプルなペンケース「懐菱 (ふところびし)」(TAKUYA MADE BY HAND)

「懐」(ポケット)に入るような薄さ + 「菱」シンプルな点対称デザインの難しさ・緻密さ。

表革は「クリスペルカーフ」(ツヤが美しく上品な印象、ペリンガー社製、最高峰の牛革)、内革に「ノブレッサカーフ」(傷が目立ちにくく、色のラインナップが豊富)が使われています。

これほど上質な素材を使いながらも、一見革を縫い合わせただけにも思えるシンプルさ、緻密に施されたステッチ、綺麗なコバの磨き。たまたま店頭で「懐菱」の実物を見れた際、これらの要素に惚れました。そして、思わずマーレ・イオニア用にセミオーダーを行った次第です。

懐菱・ペンシース800。元々の想定設計サイズは、モンブラン149 & ペリカンのM800。

セミオーダーでの注文にあたり、取扱い店の一つ・新宿にあるキングダムノートを使いました。

まず、マーレ・イオニアの大きさで「ペンシース800」に収納できるかを相談してみたところ、「その最大径は約19mm（クリップ下部の球の部分）と大きく、どうしてもその部分がひっかかってしまうため懐菱ペンシース800への収納は困難だろう。」と教えてもらいました。

そこで、せっかく購入するのだからと合うサイズでの別注オーダーを決めました。(ちなみに、価格は別注項目の追加ごとに通常金額10パーセント割り増し。カラー変更ごと増し増しですが、キングダムノート別注オリジナルカラー「ゆうひぐれ」を採用したので割増は一回のみ。)

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

です。

約６ヶ月(注文時点)納期で届いたイオニア様用ペンケース「懐菱 (ふところびし)」。

勿論、別注したモノなのでサイズはピシャリ、また、ペンシースの横(中腹)を押すことで空間ができ、ペンの出し入れがしやすく、それでいて逆さにしても万年筆が落ちることはありません。

この機能だけを見ても「絶品」であることに疑いようもありませんが、触ってみて改めて良いなぁと感じる点は革の質です。しっとりとしたクリスペルカーフのやさしい手触り、思わず舐めたくなるほどですｗ