スーベレーンK300がベースモデルになった2004年の特別生産品。この美しさに魅了されて。
2004年にワンタイムエディションとして発売された「320シリーズのオレンジ色」。この鮮やかに煌めくオレンジ色は 好みにピシャリとハマり、万年筆とボールペンの両方をずっと探していました。そして、とうとうボールペンタイプ(K320)を入手できたので、今回の記事で紹介したいと思います。
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記事の内容をざっくり紹介!
- ちっちゃな逸品。ペリカンのボールペン・スーベレーンK320。
- ボールペンの軸をクイっと回して芯を出す「ツイスト式」機構。
- K300・K320ならば、リフィル(替え芯)に「4C規格芯」が使える!
- まとめ: 鮮やかなオレンジ色にうっとり。入手できてホントに満足!
目次(ざっくり内容紹介)
ちっちゃな逸品。ペリカンのボールペン・スーベレーンK320。
「Souveran(スーベレーン)」は ドイツ語で「卓越」「優秀」という意味をもつ。
「優れもの」を意味するスーベレーンシリーズは傑作揃いの中、この300番が最小サイズです。
また、300番の派生モデルに ワンタイムエディション(特別生産品)として「320番」があります。2004年にオレンジ、2007年のグリーン、2011年ルビーレッド、そして、2013年がパールホワイトだった「320番」。どの色も愛らしく魅力的でしたが、特に欲しかったのは 2004年のオレンジです。
幸いなことに縁あって 万年筆タイプ『M320オレンジ』は入手することが出来ました。
その上で更に欲しくなったのが ボールペンの『K320・オレンジ』です。しかし、中古の筆記具を扱うキングダムノート・ヤフオク等で度々見る機会のあった「万年筆」と違い、生産量も少なかった「ボールペン」の希少性は高く、 見つかることを祈って 僅かな可能性にかけるだけでした。
ただ、注意深く 張り込んでいたところ、稀少な出物をなんと発見。入手すること 叶いました。
ボールペンの軸をクイっと回して芯を出す「ツイスト式」機構。
軸を回して芯が出る。その所作も含めて、高級感を演出。
スーベレーンシリーズのボールペンは K400のみが お尻をカチッと押す「ノック式(プッシュボタン)機構」、K320を含めた その他のモデルで「ツイスト式機構」を採用しています。この選択は好みによりけりですが、いずれの方式も慣れていけば特に問題もなく、使いやすいものです。
「K300」「K320」ならば、リフィル(替え芯)に「4C規格芯」が使える!
多機能ペンやショートサイズのペンに対応する 汎用性の高い「4C芯タイプ」が使用可能。
K300 / マルチペン用ボールペン替え芯「38M」が正式適合するペリカンのスーベレーンK320。
この「38M」という替芯の寸法は 長さ: 67.0mm × 軸径: 2.35mmであり、JIS規格が定める「4C芯」と適合します。すなわち、4C芯リフィルのひとつ「SXR-200」 = ジェットストリーム(三菱鉛筆)を無改造で使えるというコトです。この点は スーベレーンK320購入の後押しとなりました。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
鮮やかなオレンジ色にうっとり。入手できてホントに満足!
です。
愛おしい小型ボールペン(長さ: 約114mm)・ペリカンのスーベレーンK320を入手!
発売から10年以上が経ち、なんとか手に入れることができた「320(オレンジ) ボールペン」。万年筆・M320とは 樹脂の透明度に違いがあり、万年筆の方は 吸入機構やインクが透けてみえます。一方のボールペンは樹脂が肉厚なのか、キラキラ輝く「濃いオレンジ色」が印象的です。
最後にですが、今回のスーベレーンK320・オレンジはヤフオクで入手しました。
実は、付属していた替え芯は既にインク切れを起こしており、備蓄しておいたジェットストリームの替え芯を使ったため、ペリカン本来の書き味は未体験です。Pelikan(ペリカン)は インク事業から始まり、未だインクの製造に未だ重点を置いているメーカー。ペリカンの純正ボールペンの書き味もしっかり試した上で、好みの4C芯をじっくり探し当てたいと思っています。