ペリカンの万年筆「スーベレーンM300」の1990年代の品(ブラック)を 代官山蔦屋にて発見。
現行では カタログ落ちした「黒軸」のエレガントな佇まい、雛が2羽いる旧タイプの天冠、そして、18金ニブのしなやかな書き味。これらの魅力に誘われて欲しくなった万年筆を 此度は紹介します。
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記事の内容をざっくり紹介!
- 当時のパッケージに包まれた「スーベレーンM300」(ペリカン)
- スーベレーンM300(ブラック)からは エレガントな気品が漂う♪
- 18金のニブがついているとは贅沢なコト!
- まとめ: ペリカンの万年筆「スーベレーンM300」、末長く定番品でいてほしい!
当時のパッケージに包まれた「スーベレーンM300」(ペリカン)
当時の化粧箱がついたデッドストック。雛が二羽いるトレードマークは一世代前。(1968〜2002)
「スーベレンM300 (ブラック)」からは エレガントな気品が漂う♪
軸色によって 印象は大きく変わる。
廃番になって久しい「スーベレーンM300」の黒軸。 オーソドックスな黒い軸は M300のミニサイズぶり(収納時の長さ: わずか110mm)を際立たせ、凛々しさを感じます。また、胴軸部の暗緑色のインク窓からは、ほんのりと 中のインクが透けており、インク残量の確認も可能です。
オレンジ色が好きだったため、今までは 美しい色合いの特別生産品「スーベレンM320」に ひたすら心が向かい、「スーベレーンM300・ブラック」には どこか地味な印象を抱いていました。しかし、じっくりと見ている内に、その上品さの虜になっていました。
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18金のニブがついているとは贅沢なコト!
現行品では14Cニブ。この年代のM300には 全て18Cニブが付いていたのかどうか…??
14金ニブと比べ、面白みのある柔らかい書き心地が 更に秀でた18金ニブ。掌に収まるような小さな軸のたわやかな感触。いとうつくしく、書いていて思わずニヤニヤとしちゃいます。
そして、そんな万年筆に入れたインクは、「ヴァーディグリース」 (ローラー&クライナー)。
書いている時には 緑をほんのり感じる色合い。そして、そのあと乾くとブルーブラックへとうつろう緑青色。どの万年筆に入れようかと迷っていたのですが、軸のイメージとマッチしたので即決定。
(特徴: 粘性は低く、さらっとしたインク。滲みやすいので 紙を選ぶ。)
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
ペリカンの万年筆「スーベレーンM300」、末長く定番品でいてほしい!
です。
緑縞(グリーンストライプ)だけとなった「スーベレーンM300」。
現行では、スーベレンM400の価格 (34,000円+税) よりも 1,000円高いスーベレンM300 (35,000円+税)。自分も今回の出物(1990年代のM300・ブラック)に運良く出会えていなかったら、スーベレーンM400のホワイトトートイズの入手も考えていました。
ただ、スーベレンM400とスーベレンM300は まるで方向性が異なり、M300は 趣味性全開のモデル。
スーベレーンM300は立ち位置的に 売れ行きがあまり良くはなく、ブラックは生産終了になってしまったワケですが、緑縞(グリーンストライプ)はどうか定番品として作り続けてほしいです。それからそれから、数年ぶりに「スーベレーンM320」が出ないかなぁー と期待を寄せています。