麗しの高級万年筆 アウロラのマーレ・イオニア。 宝石の輝きを見るようで、いと美しきもの

mar-ioniaオレンジに煌めくアウロラの限定万年筆、マーレ・イオニア。あまりの優美さに陶酔。

アウロラの限定品・イタリア海シリーズ第3弾「マーレ・イオニア」。燦々としたオレンジ色が美しい高級万年筆を、清水の舞台から飛び降りる気持ちで昨年購入しました。憧れていた高嶺の花を所有できて、今も感無量の思いに浸り続けています。た、たまりません…。

目次へ

記事の内容をざっくり紹介!

  1. オレンジ色の限定品「マーレ・イオニア」という存在を知ってノックアウト!
  2. 低重心の安定感。サリサリ書き味も好み♪
  3. まとめ: 透明感と橙色が織りなす妙。マーレ・イオニアがスターリングシルバー製だったこともドンピシャリ!!

オレンジ色の限定品「マーレ・イオニア」の存在を知り、ノックアウト!

DSCF1398DSCF1410DSCF1397地中海に恵みをもたらす太陽の輝きが注ぎ込まれた元気なオレンジ色。一瞬で虜になりました。

アウロラの樹脂素材アウロロイドの美しさには定評があります。しかし、代表的なモデル・オプティマの通常ラインナップにはオレンジ色がなかったので、私の食指は殆ど動きませんでした。

DSCF1417DSCF1418DSCF1408DSCF1415DSCF1400そんな折、雑誌で限定モデル「マーレ・イオニア」が発売されることを知りました。

マーレ・イオニアの姿はなんとも秀麗。思わず見入り、魅了されました。85周年レッドを原型とするキャップ、胴軸は燻したスターリングシルバー、そして、尻軸、天冠各所のリング部には、イオニア海にちなんだ(オリーブや唐辛子、帆船など) 地中海モチーフの彫刻が施されています。

そんなこだわりがふんだんに詰まったラグジュアリーモデルが、マーレ・イオニアなわけです。

そのため、限定生産数が480本と少なく、かなりの高価格(本体価格128,000円 +税)。2013年9月発売直後に購入することは出来なかったのですが、縁があることを祈りお金を貯めていました。

その後、節約をしつつ、せっせと万年筆貯金に勤しんでいたワケですが、10万円あたりを超えたタイミングで朗報(高級万年筆の文栄堂のメルマガ)がやって来ました。新品のマーレ・イオニアが 9万円を下回る価格で販売する催しを発見し、 縁があったと感じ、すぐさま飛び付きました。

目次にもどる

 

低重心の安定感。サリサリの書き味も好み♪

DSCF1399DSCF1402-1DSCF1406-1DSCF1413紙の繊維質をたしかにシャリッと感じます。字幅は国産並みの細さでした。

舶来メーカーの万年筆を購入するにあたり、個体差は気になる点でした。ただ、高価な万年筆だけにハズレを引きたくないと思っていたものの、通販で破格で買うことを今回は優先しました。

実は、このように意を決めた裏には、一つには以前も文栄堂で万年筆を買って満足していたコト、また、もう一つは、近い内に万年筆の診断が出来るペンクリニックの機会があったためです。

そして、待ちに待って受け取った「マーレ・イオニア」。如何なる調子だったのかといえば、字幅は中字(M)表記だったにも関わらず、とても細くて、インクの出は渋い感じがしました。

そこで、ペンクリニックに持ち込んで診断してもらったところ、ペン先の切り割りは硬く閉じていることが判明し、インクの供給量を若干多めにする調整を施してもらいました。(ちなみに、アウロラ万年筆のサリサリッと擦れるような、特徴ある書き味は事前の試し書きで確認済み。)

目次にもどる

 

☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

透明感と橙色が織りなす妙。マーレ・イオニアがスターリングシルバー製だったこともドンピシャリ!!

です。

 

マーレ・イオニアに感動モノ! 惚れ惚れ…!

黄色っぽいオレンジの色合いが好きなので、昨年の誕生日記念に奮発購入して大満足です。一生の付き合いになような宝物「マーレ・イオニア」、大切に使い込んでいこうと思っています。

そして、今年も無事に誕生日を迎えて24歳になったので、2015年は奮発して何を購入しようか妄想を楽しんでいます。今のところの候補は、オマスの万年筆「オジバ・アルバのオレンジ」、それか、もう一つの大好きな万年筆・M320のボールペン、K320・オレンジを探しています。K320のオレンジ(新品)を持っていて、売ってもいいよ!という方は是非ご連絡を!!

ちなみに、マーレ・イオニアのオレンジ樹脂は、デルタのドルチェビータ樹脂と比べると、ひとつひとつの粒のサイズが様々で、複雑に色を織りなす鱗のような輝きを魅せ、実に美しいです。

そういえば、このイタリア海シリーズは、2009年のマーレ・リグリア(ブルー)、2012年のマーレ・ティレニア(グリーン)、2013年マーレ・イオニア(オレンジ)ときて、次の第4弾「マーレ・アドリア」は、2015年発売、淡い水色(ライトブルー)のようです。

とんでもなく可愛いモデルですが、イオニアよりも更に高い価格(定価17万円)で来るようです。買うなら、またお金を貯めないと…。

関連記事