手にすっぽりと収まるような小ささが愛らしく、オレンジの輝きが眩しいお気に入りの万年筆、ペリカンのM320。
誕生日と型番が一緒で興味を抱き、M320の限定色オレンジ色に惹かれて1本目を購入したのが2年前のコト。そのときには縁があり、極太(BB)のペン先を手に入れることが出来ました。この極太のふわふわっとした書き心地のインパクトは鮮烈で、使っているだけで頬が緩んできます。
しかし、使用頻度を考えた場合、極太の万年筆の出番はどちらかといえば少ないほうで、常用できる字幅のM320が欲しくなりました。別の色よりもオレンジが良かった為、中古品を探し求めていたところ、しっくりくる細字(2本目のM320)と出逢うことが出来ました。
そのいきさつについて今回の記事では紹介していきたいと思います。
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記事の内容をざっくり紹介!
- M320・オレンジのぬらっとした煌めきには、心を奪われた!!
- 極太字(BB)の「ほわっほわっ感」はたまらかった!
- Myアイドル・M320のオレンジを、キングダムノートで出待ち!
- まとめ: 好みの万年筆・M320を日常使いできるなんて幸せだ〜!!
目次(ざっくり内容紹介)
M320・オレンジのぬらっとした煌めきには、心を奪われた!!
オレンジ色に光り輝くマーブル模様が抜群に美しい小さな万年筆。
このM320・オレンジは正にツボにハマりました。 掌に収まるように小さく、華奢なほど細い。
それでいて立派なピストン吸入機構を持っており、明るく綺麗なオレンジ色のレジン製のボディ越しに機構部分が透けて見えます。光のあて方・見る角度によって模様が変わる軸を眺めていると、うっとりと見惚れてしまいます。
ちなみに、M320はオレンジ(2004年)、グリーン(2007年)、ルビーレッド(2011年)、そしてパールホワイトと続きました。実は、この中の透明感あるグリーンの軸がスーベレーンM600 ヴァイブラントグリーンとして蘇りました。まさかの復刻には驚かされたのですが、オレンジ軸も もしかしたら復活することがあるのかも、という淡い期待をしています。
極太字(BB)の「ほわっほわっ感」はたまらかった!
BBのペン先は軟らかく、撫でて筆記する感覚がとんでもなく面白い。
M320の小ささと軽さ、そして極太字の豊潤さが合わさり完成する絶妙な筆記感に酔いしれる。
ただし、2年前に購入した当時はこの筆記感を味わうことが出来ませんでした。今は筆記具によって筆圧や持ち方を変えているのですが、当時は常に筆圧が強く、立てて使っていました。そのためか、ペリカン独特の平べったいペンポイント・強化版と自分の持ち方は全く噛み合ず、書き出してみても空回り(インクが出てくれない)や、ひっかかりも多かったです。
購入当時、ホントのところは「正直、失敗したかも…」と考えていて、暫く距離を置いていました。そんな折、ペンクリニックに行った際にM320・BBとの付き合い方(ペンに合う持ち方と筆圧)を教えてもらった所、途端にM320の機嫌は良くなりました。繊細でツンデレなペン先ですが ペンに寄り添ってあげれば、えも言われぬ筆記感を味わうことが出来ます。
今では M320・BBはお気に入りの筆頭。家でまったり書くのが愉しい、実に贅沢な万年筆です。
Myアイドル・M320のオレンジを、キングダムノートで出待ち!
日常使いには向かないデリケートな万年筆、M320・BB。普段使い出来る字幅が欲しい!!
慣れたとはいえ、M320のBBはとにかくペン先が軟らかく、急いで書こうと筆圧をかけると、ペン先が開いてしまい 後々まで影響が出かねません。しかし、どうしてもオレンジ色のM320を常に持ち歩きたく、日常使いの万年筆にしたいという想いが強まりました。
そこで丁度良い字幅(M以下)とコンディションのものに出逢う為、候補のどこかに登場するのを待ちました。
期待通り入荷情報が出たのは、新宿にある「筆記具専門店キングダムノート」
1本目のM320を購入した際には、銀座にあるEUROBOXの更新情報を主に見ていました。
しかし、最近はカタログの更新頻度が少なく、登場する筆記具も一本ずつです。一方、キングダムノートは毎日定時頃(20:30)に入荷の更新がアリ、入荷量も20種強と多いです。過去の限定ものに出逢える確率も高いため、探したい筆記具がある場合は必ず見てます。
また、期間中ヤフオクでも探していた所、一度だけ登場しました。しかし、ヤフオクは不安要素も多少あり、予算も超えてしまったので諦めました。
キングダムノートで新しく手に入れたM320の細字。細字(F)の書き味は、特徴ある極太(BB)と比べれば、そこそこ抵抗感もあり、別の万年筆のように思えます。しかし、好きな軸色(オレンジ)、使う用途・好み(持ち歩きながらの日常使い)に合った「私にとって良い」限定万年筆を無事に買えて満足しています。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
好みの万年筆・M320を日常使いできるなんて幸せだ〜!!
です。
味わい深い魅力があって、ペリカンの万年筆の虜になってます。
もし、ペリカンのラインナップにオレンジ軸が定番としてあったら、何本もまとめて持ってしまいそうです。正直、本当に好きな万年筆・ペリカンのM320の2本目を購入したことで、他の字幅も揃えてみたい欲が出てきました。
この他に中字(M)、太字(B)も手にして、愉しみたいという願望がありますw その場合は、M320サイズがピッタリと入るペンケースも欲しくなることは目に見えてますが…。