アシュフォードのシステム手帳『プレスコット』の復刻モデル。蘇った古き革の風合い

ASHFORD手帳生産30周年を記念して、最初のモデル『プレスコット(PRESCOTT)』が復刻。

丁度、システム手帳に興味を抱き始めたとき、アシュフォードが開催したトークイベント『ASHFORD LOUNGE』(@銀座・伊東屋)を拝聴。コンセプト、素材、製造、デザインにこだわり、現代に甦らせた『プレスコット』への熱い想いを聞き、また、実物も見れたコトで ぜひ使ってみたくなり購入しました。

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記事の内容をざっくり紹介!

  1. 『プレスコット(PRESCOTT)』の復刻にあたり、3つのモデルが登場。
  2. 『プレスコット(PRESCOTT)』の特徴は 角背(スクエアバック)。
  3. 元祖モデルと同じ風合いの革を求めて。
  4. 内部のつくりも、元祖モデルを踏襲。
  5. システム手帳の内部構成は こんな感じ。
  6. まとめ: 風格ある『プレスコット・コーチマンジャケット』、末長く 大事に使っていきたい!

『プレスコット(PRESCOTT)』の復刻にあたり、3つのモデルが登場。

シリーズのネーミングも、1986年当時の呼称から。

  • 「スタンダードジャケット」(STANDARD JACKET)・・・25㍉リング。ホックタイプのベルトが付いたオーソドックスなモデル。(税込32,400円)
  • 「コーチマンジャケット」(COACHMAN JACKET)・・・リング径は25mm。左側のカバーはポーチになっており、裏にはジョッター機能を搭載。(税込38,880円)
  • 「トラベルマンジャケット」(TRAVELMAN JACKET)・・・15㎜リング。カバー裏に フラップ付の大型ポケット。ベルトのないノートタイプ。(税込28,080円)

この3つから選んだのが「コーチマン・ジャケット」(COACHMAN JACKET)です。

三つ折り構造のコーチマンジャケット。このモデルだけにつく「ジョッター機能」で心が決まりました。

(ちなみに、ASHFORDとNAGASAWA文具センターとのコラボ企画で、リング径30mmの「ビッグマン」(BIGMAN JACKET)という別バージョンもあります↓)

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『プレスコット(PRESCOTT)』の特徴は 角背(スクエアバック)。

DSC00591DSCF6149DSCF6150プレスコットシリーズ共通の特徴は、背中がカッチリ四角い。

旧来のシステム手帳の特徴だった「角張った背表紙」に輪をかけ、さながら辞書のような カクカクっとしたスクエアバック(角背)を フォルムにつかったプレスコット。この設計は、パカッと平らに開く効果&持ちやすさを生んでおり、あまりの開きっぷりの良さは 圧巻の一言です。

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元祖モデルと同じ風合いの革を求めて。

DSCF6155DSCF6156革の質感を忠実に再現するため、選ばれたのは 姫路のタンナー「山陽」のタンニン鞣しの牛革。

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ピット層で約1ヶ月かけてタンニン鞣しを行い、2週間かけて乾燥。そして、噴射機をつかって「色付け」→「乾燥」→「型押し」という作業を繰り返し、最後に色止め処理を施して、また乾燥させる。このように厖大な時間の掛かる工程を経て、出来上がったのが『プレスコット』の革。
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プレスコットを手にした当初、革の質感は 全体的に硬めで ゴワっとしていましたが、日々使っていく内に しんなりとしてきました。使い続けていくと、どんな味わいを見せてくれるのか 凄く楽しみです。

 

また、鮮やかな革の色も魅力のひとつ。

オレンジ色は当初、発売予定ではなかったため、商品案内を最初に見かけた際には「良いものだろうけど、オレンジ色ないし……」と見送る予定でした。しかし、トークイベントで一転。

アシュフォードのプランナーの方の話によると、明るい茶色のラスタをつくっていたところ、なんと出来上がりの品は オレンジ色に。ただ、そのオレンジ色がキレイだったため、初回限定カラーとして発売、と聞き、「オレンジ色があるならば!」と 購入を決意しました。

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内部のつくりも、元祖モデルを踏襲。

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三つ折り式の左側・表2には、コーチマンジャケットの特徴「ジッパー付ポケット & ジョッター」。

真ん中には、あおりポケット。右は、大きめなポケットとカード入れ。(革がとても肉厚 / トラッドな雰囲気…)

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システム手帳の内部構成は こんな感じ。

DSCF6157DSCF6159DSCF6161カバーを外した「ジブン手帳mini」がピッタリ入ったので、真ん中部分に配備。

厚みのある「ジブン手帳mini」を真ん中に入れている+ジョッター部分が折り返す構造になっているので、リフィルの移動がしやすいように 25mmリングは控えめに利用しています。(あとは、可動式ペンホルダーの他に リング内部にもペンを一本入れたりと、割と ごちゃごちゃっと使っています)

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

風格ある『プレスコット・コーチマンジャケット』、末長く 大事に使っていきたい!

です。

 

すっかり愛用の品になった『プレスコット・コーチマンジャケット』

厚みがあり、普通の手帳を挿していることもあって「重い」のが 悩みの種…。でもまぁ、素敵なバインダー(ジャケット)と出会えたので、今度は リフィルの自作にも挑戦してみたいと思っています。

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