ツイスト・Twist(ペリカン)は捻った曲線が持ちやすさを生む廉価万年筆。 見た目も野菜スティックみたいで愛嬌あり

twist-pelikanくにっと捻ったラインが特徴。ドイツの老舗万年筆メーカー・ペリカンの学生向け万年筆「ツイスト」

2013年秋、パイロットの「kakuno」、セーラーの「マイファースト」などが投入され、入門用の低価格万年筆の選択肢が増える中、ペリカンも新たな学童向けの廉価万年筆を出しました。それが、今回紹介する万年筆『ツイスト(Twist)』です。

実は、ペリカンには「ペリカーノジュニア」「th.INK」などの低価格の万年筆はあったのですが、「ツイスト」はそれらよりも安いです。急遽増えた1,000円台で手に取りやすくなった万年筆、その群れの中でもツイストは決して引けをとりません。

記事の内容をざっくり紹介!

  1. 捻り具合とキャップを外したときのギャップこそ、ツイストの特徴!
  2. ツイストとペリカーノジュニアのグリップ部分。違いはガイドの補強度?
  3. 書き心地はペリカンの名に恥じず! エーデルシュタインのカートリッジで楽しく書いてみる♪
  4. まとめ: パッと目を引くデザイン。持っておきたいと思えた廉価万年筆。

捻り具合とキャップを外したときのギャップこそ、ツイストの特徴!

DSCF2346DSCF2347DSCF2348名前通りのカタチ、ツイストしている万年筆 (軸全体がねじられています。)

上手く合わないという好き嫌いも生む「捻り」。キャップをした状態ではホントに万年筆なのか?と疑いを持ちそうになります。しかし、この三角形を主体にした奇抜なデザインは、クリップが無い万年筆を転がりにくくするという実用面での効果もあります。

また、カラーバリエーション(ブルー×ライトブルー、レッド×グリーン、ネイビー×ピンク、そしてオレンジ×ライトブルー)も増え、グリップ部分が見えたときの色の対比が他の筆記具では殆ど見ないものであり、変わっているところが面白いです。

ツイストは、ペリカーノジュニアよりも安価ながら、つや消しされたボディからは大人っぽさが感じとれるのも大きな魅力です。(オレンジはいかにも人参スティックのようですが、持ってて楽しくなりますw)

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ツイストとペリカーノジュニアのグリップ部分。違いはガイドの補強度?

DSCF2359DSCF2361DSCF2365DSCF2362DSCF2364しっかりとガイドのくぼみがあるペリカーノジュニア、なだらかな曲線で沿わせるイメージのツイスト。

どちらも初心者にやさしく持ち方ガイド機能がある万年筆。ただし、2つの商品は対象年齢が異なっている為、グリップの仕様も違います。ペリカーノジュニアはドイツでは小学生が使いはじめる、いわば「ここを持つ!」と決められた持ち方鉛筆のような代物。

一方のツイストはおそらくティーンエージャーを想定しているため、しっくりくるガイド機能が役目を果たしつつ、若干のゆとりがあります。(持ち方に癖の有る方は使いにくいと感じる可能性は高いです。が、良い持ち方は良い書き味を生むのでここは我慢!)

関連記事: 子供向けの万年筆だからこそ本物を! ペリカーノジュニアは侮れぬ!≡

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書き心地はペリカンの名に恥じず! エーデルシュタインのカートリッジで楽しく書いてみる♪

DSCF2353DSCF2354DSCF2356スムーズに書けることに定評があるペリカンの廉価万年筆。

インクの出もよく、ザクザクと気楽に使うのが愉しくなってくる書き味です。

そんな万年筆だったので、ペリカンの高級インクシリーズ「エーデルシュタイン」タンザナイトのカートリッジ(1本1.4ml・6本入り・本体価格1000円とお高め)と合わせてみることにしました。(ホントは2014年限定色の「ガーネット」を試したかったものの、品切れ…)

タンザナイトを使ってみたところ、この闇夜のような濃紺加減は好みの色でした。ただ、ツイストの場合はレギュラーのコンバーターもちゃんと対応しています。次回からはコストパフォーマンスを考えて、ボトルインクからの吸入に変えようと考えています。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

パッと目を引くデザイン。持っておきたいと思えた廉価万年筆。

です。

 

廉価万年筆ながらデザイン性が高い。

低価格でも品質がよく使いやすい万年筆が着実に増えています。最近は増えたインクを使う為にも、安価なペンも積極的に使うようにしています。やっぱり、万年筆で文字を書いていくのは愉しくて仕方ないです。万年筆の魅力には浸かり続けている状態なので、これはオススメ!という万年筆があれば紹介していこうと思っています。

ぜひ、一緒に万年筆ライフを楽しみましょう笑

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