一本目の万年筆としてパイロットのカスタム74を購入し、万年筆の魅力にどっぷりとハマりました。
「文房具好き、万年筆好き」を公言しているので「どんな万年筆がオススメか?」と聞かれることも多くなってきました。今回の記事では、カスタム742のレビューと、二本目の本格万年筆として「パイロットのカスタム742」を手にした経緯を思い出しつつ書いていきたいと思います。
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記事の内容をざっくり紹介!
- 2本目に万年筆カスタム742を選んだ思い出
- カスタム742の見た目は、カスタム74に激似!
- 国産のFが好み! しっくり来た書き味
- まとめ: 良い万年筆でノートもサクサク! 気に入ったお店で購入できた♪
目次(ざっくり内容紹介)
2本目に万年筆カスタム742を選んだ思い出
カスタム742を購入したのは、1本目購入から2ヶ月も経たない2010年の11月3日のこと。
一本目の万年筆「カスタム74」の購入は、実は衝動買いでした。万年筆売り場にふらふらっと立ち寄り、万年筆の世界に手招きをされたように手にとりました。
すると、書いてみた途端、万年筆のスムーズな書き味に惚れてしまい、「これは求めていたものだ!」と即購入。そういうわけで、はじめて購入する前のレビュー調べはおろか、そもそも万年筆のコトなんて全く知らない状態で買ってしまった次第です。
すなわち、万年筆の奥深さは これから見ていくことになるのです。
カスタム74を手帳のお供として普段使いしてく中で、ペンが躍るような気持ち良い感覚を堪能していました。ただし、使っているうちに気になりはじめ、調べたのはペン先の太さでした。
1本目の万年筆カスタム74は、手帳に使いたいと考えたため、ペン先の太さは極細字(Extra Fine)を選びました。イメージとしては、ボールペンの0.3~0.4ぐらいの太さであり、文庫本サイズの当時使っていたほぼ日手帳には丁度良いサイズでした。
しかし、もっと大きな紙(A4の紙やB5のルーズリーフ)に書くには 余りに細く、「もっと大きな紙で書くときにも、万年筆の書き心地を味わいたい!」という気持ちが沸々と湧き上がってきました。
そんな思いが止まらなくなってしまい、もう一本万年筆が欲しくなってしまったのです。
今度の万年筆は、ノートで是非とも税理士試験の勉強で使いたいと考えたので、上限金額を設定した上、自分が分かる範囲で良さそうな万年筆をリストアップすることにしました。リストに載せたのは、パイロットのカスタム742、セーラー万年筆のプロフィット21、プラチナ万年筆のプレジデント、この3つでした。ここで、万年筆好きな人、勘の良い人なら気付くと思います。リストにあげたのは、全て日本のメーカーです。
万年筆を調べだしてから分かったことですが、外国メーカーの万年筆のペン先は、日本メーカーのペン先より1、2段階太いとのことでした。外国メーカーのEFを買っても、日本のF以上に相当する場合が多多あると知りました。そのため、2万円という予算範囲と、ノートに割と細かめに字を書くという用途を考えたため、国産メーカーがいいだろうと判断しました。
次の万年筆を購入したい! でも、どこで購入しようと迷いました。
1本目の万年筆を購入した場所でも良かったかもしれません。しかし、2本目はより好きなお店で万年筆を購入したいと思った次第です。そのため、私は実家(静岡県沼津市)に帰省し、私が大好きな文房具店「ink」に行くことを決めました。小学生より小さい頃から通っていた想い出深いお店であり、割引も利いたので、こっちで絶対購入したいと思いました。
都合がついたタイミングで実家に帰省し、その足でインクへと向かいました。
店内に入ると、以前は近寄りもしていなかったお目当てのショーケースへ、一目散。敷居の高さは微塵もなく、ガラスケースの中の色んなメーカーの万年筆に目を奪われていました。万年筆を見ていると、店員さんが近づいてきたのですが、今回は臆することがなかったです。店員さんに「ノートに使いたい」旨と「予算」を伝えたところ、上記の3本を含め5本ぐらいを見繕ろい、試し書きをさせてもらいました。
万年筆の書き味は、書いてみなきゃ分からない。
インターネットで調べて分かったフリをしても、まさに百見は一書に如かずというべきでしょうか。試し書きで比べてみると、万年筆の違いは歴然でした。実際に万年筆を手に取り、持ったときの重量感と書きやすさを真剣に確かめました。そして、自分の中で一番しっくり来て、店員さんも良さそうと勧めてくれたのがパイロットのカスタム742でした。事前のリサーチ具合にホクホクしながら、書き味にも納得したので今回も購入確定でした。前述のように割引があり(当時はセール日だったので25%引き、現在は10%に割引率が変更になったようです。)、15,750円で購入することが出来ました。
通販とは異なり、自分が良いと思った万年筆を持って帰れるのが嬉しかったです。そして、予算オーバーのいつか手に入れたいと思った万年筆(ペリカンのスーベレンM800、デルタのドルチェビータ)の試し書きをさせてもらいました。いつか欲しいと思っていた万年筆が手元にあることを考えると感慨深い想いがします。
カスタム742の見た目は、カスタム74に激似!
カスタム742とカスタム74は、かなりそっくりな万年筆です。
細かく数値を見ていくと、カスタム74の全長が143mm、カスタム742の全長が146mmと3mmほどの違いであり、重量も21g、24gと3gほどで大きな違いはないように見えます。ただし、ニブの大きさは74には5号ニブ、742には10号ニブと、ここの違いは分かりやすい点です。
国産のFが好み! しっくり来た書き味
ノート用に丁度良かった国産の細字。
私が税理士試験の勉強に欠かせない大事な万年筆です。一時期、セーラー万年筆の耐水性がある顔料インク「青墨」を使っていました。しかし、カートリッジ式のメリットが分かり、今ではカートリッジインキのブラックを使っています。
また、試し書きの時には分からなかったことですが、キャップを外して少し経っても擦れがないのは気持ちがよかったです。問題演習の際には考え込むこともあるのですが、少し時間が空いた程度ならしっかりと書き出しからインクが出てきます。このインクの出の良さは、良い副産物でした。
☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!
今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、
良い万年筆でノートもサクサク! 気に入ったお店で購入できた♪
です。
以上、2つ目の万年筆を買ったときの想い出話とレビューでした。(10本までの企画:高級万年筆購入の想い出話は、こちら!)
今回の記事は、2本目の万年筆を購入当時に書いたmixiでの日記を元に加筆修正を行ったのですが、いかにも分かってるような口ぶりで記事を書いていたのがこっぱずかしいです。やはり、自分の当たり前は人の当たり前ではないことを再認識して、より噛み砕いて丁寧に丹念に記事を書いていきたいと思っています。
また最後にですが、当時は万年筆の売り場を知らなかったので、良い売り場、良い店員さんがいるお店を(写真が撮れたら)紹介していきたいと思います。