銘木のコレクションペンケース・工房楔のコンプロット。取り合わせた万年筆を眺める贅沢

良材をくりぬいて造られた木のペンボックス『Conplotto-10(コンプロット ディエーチ)』

万年筆が傷つかない間仕切りのある 堅牢なペンケース(革製 or 木製)を探していて、ずっと気になっていたモノが 工房楔(せつ)の「コンプロット(Conplotto)」でした。しかし、パーツを組み合わせる指物ではなく、貴重な木材の塊を刳り貫き、内装には革を敷いた仕様なので、何分お値段が良い…。

ただ、どちらにせよ 実物を手に取って、しっかりと見てみたかったので、展示販売会まで待機していると、その機会が到来。いざ、実際に みてみると コンプロットは思い描いていたモノを超えていました。

「もし買うなら、何の木にしよう?」と考えながら、アウトレット扱いの商品に目をやると、木の色が好みだった『ウォルナットのコンプロット10』が 一つだけ其処に。欲しいキモチが昂り、奮発しました。

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木の塊を刳り貫いて つくられた『コンプロット(Conplotto)』

DSCF6133工房楔・永田篤史氏の御眼鏡に適った 木の塊りを刳り貫いてつくる「コンプロット」。

ただでさえ、良材を使っている訳ですが、削ってみると「割れ」「傷」が入ってしまい、お店に並ばないコトも多々ある此の商品。なかなか完品がつくれないと知ると、あの価格は納得というもの。(ちなみに、私が入手したコンプロット10もアウトレット。 (2016年5月、OZONEクラフトマーケットにて)

永田さん曰く、その理由は 裏側に入った傷。ですが、表面には問題がなく、木目もキレイ。裏のキズも 言われなければ分からないほどで 全く気にならなかったので、 私としてはお得に買えてラッキーでした。

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革の内装で優しくペンを守る。

DSCF6134DSC00584DSC00585パカッと開けた時にも 指を挟まないような構造。開いたままの状態で立つ。

内装の革貼りは、鞄店「ル・ボナー」の店主・松本佳樹氏の仕事。

ピッグスキンの裏革で 内装+間仕切りを施し、ペンの異なる太さに対応させるため、ペン押さえに ブッテーロ製のベルトがつかわれています。(ベルトをキチンと締めれば 蓋が開いたときに抜け落ちるコトは殆どありませんが、ギュウギュウにキツく締め上げている訳ではないので 逆さま厳禁・天地無用です)

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コンプロット10には、お気に入りの万年筆を入れたい!

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イタリア語で、秘密計画・陰謀という意味の「コンプロット(Conplotto)」。

最高の収納箱『コンプロット10』を手に入れ、あれやこれや「並びはどうしよう…?どの万年筆なら見栄えがして バランスがいい?」と、コレクションの中から収める万年筆をじっくり吟味。そうして、八本は しっくりきたものの、「これ以上のモノがあるかも?」と 100%の満足ではありませんでした。

書き心地、デザインに加え、コンプロット10に入れたときの塩梅。

「コレは良さそう!」と思って 実際に合わせると「なんか違う…」と 購入には至らないコトもあったり、そんなこんなで楽しんで 相応しいモノを探していると、しっくりくる二本を発見。重厚な木のペンボックス『コンプロット-10』に 「コレ!」という十本が鎮座した姿を眺めるのは、なんとも贅沢な癒しです。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

なんとも贅沢な木のペンケース・コンプロット10。好きな万年筆を眺めて楽しむ日々。

です。

コンプロットには、入手した十本用以外に 一本タイプと四本タイプがあります。

一回り小さい「コンプロット4」も魅力的でしたが、今回は「大好きな万年筆(M320)五本全部」を入れたかったので、 四本タイプは またの機会に見送りました。もしも次買うなら、審美眼をもつ永田さんが「極上」と薦めるオレンジ色の銘木「ペルナンブーコ」が欲しいなぁ…。

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