ペルナンブコの万年筆を スティロアートにて。いつか欲しいと思ってた木軸の万年筆

スティロアート軽井沢(Stylo Art / 数野元志氏)がつくった「ペルナンブコの万年筆」を入手。

満を持しての木軸万年筆。もしも、木軸の万年筆を購入するならば、鮮やかなオレンジ色が特徴の材「ペルナンブーコ(フェルナンブコ)」と心に決めていました。特に、ファーバーカステルの伯爵コレクションはずっと気になっていた存在でしたが、好みの木目&色の軸には なかなか出会えませんでした。

そんな折に スティロアートの展示会を見に行ったところ、この万年筆が 私を待っていました。

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記事の内容をざっくり紹介!

  1. 「拭き漆」を目的に行ったものの、目に入ったのは違うモノ。
  2. 目が合ったのは「ペルナンブーコ(フェルナンブコ)」
  3. ペン先は、パイロットの「ウェーバリー / WA」(10号)をえらぶ!
  4. まとめ: ようこそ〜、ペルナンブコの万年筆。数ヶ月ごとのスティロアートさんの催事が本当に楽しみ♪

「拭き漆」を目的に行ったものの、目に入ったのは違うモノ。

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ツヤが美しく、木目の陰影が際立つ「拭き漆(ふきうるし)」を 幾度も施した作品。

漆の艶を付加する「拭き漆」という手法に、一つ手を加えた「スティロアート」(数野元志氏)。

その一手こそ、『インキ染め』。木地を 万年筆のインクで染めたコトで 木の表情は鮮明に浮かび上がり、尚且つ、木では あまり見かけない色合いが生まれます。(以前、「タモ・玉杢」 × 「オレンジクラッシュ」という組み合わせでつくられた万年筆を入手しました、お気に入りの一本です)

そんな訳で、インキ染・拭き漆を施した 好みのオレンジ軸があればいいなぁ、と思いながら、催事場へ。

並んでいたのは、「色彩雫・夕焼け」で染めた軸が二本、それから「オレンジクラッシュ」で染めた軸が一本。「夕焼け染め軸」の色味は 想像よりも暗めでしたが、杢との重なり合いは見事でした。

そして、以前購入した軸と同じ「オレンジクラッシュ」で染めたモノ。染めるのに使用したインクは一緒ですが、異なる木(楓)と合わせているため、印象は 全くの別物に。かなり惹かれたのですが、「同じインクで染めたモノだよ?ホントに…?」と内なる声が聞こえたので、「そういえば、木軸って一本も持ってないなぁー」と思い起こし、視線を陳列された木々に移しました。

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目が合ったのは「ペルナンブーコ(フェルナンブコ)」

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一目見て、手に取った一本の軸。「この木、すごくキレイなオレンジ色だなぁ…。なんて名前の木だろう?」と思い、商品タグを見てみると、『プレナンブーコ』(ペルナンブコ)の文字。

「ペルナンブコ」を軸に用いた万年筆、ずーっと探していました。

ファーバーカステルの伯爵モデル(Graf Von Faber-Castell Classic Fountain Pen Pernambuco)を検討する事、幾度も。また、中屋万年筆にてオーダー、工房楔へのオーダーも候補として考えていました。ただ、色々な条件(値段、木の見た目)が なかなか噛み合わず、購入には至りませんでした。

いつか欲しい!と思っていた「ペルナンブーコ」の万年筆。

これまで合わなかった分、此度は良縁。今まで見てきた「ペルナンブコの万年筆」の中でも、このオレンジ色の発色は傑出して鮮やか、杢目もノープロブレム。非の打ち所なんて皆無でした。

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[memo title=”MEMO”] 【ペルナンブコ(Pernambuco)・・・

原産国はブラジル、マメ科の植物。「ペルナンブコ」の他にも「フェルナンブーコ」「フェルナンブコ」「ペルナンブーコ」「プレナンブーコ」など、いろいろな呼び方がある。バイオリンの弓材として最適、名が通っている。しかしながら、現在、絶滅危惧種としてワシントン条約で輸出入は禁止。 [/memo]

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ペン先は、パイロットの「ウェーバリー / WA」(10号)をえらぶ!

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反ったペン先が紙に沿い、筆記角度を問わないウェーバリー。(数野氏・馴らし済み)

書き出しのタッチがふんわりと柔らかく、ヌットリ書いていると非常に心地良い。クセが少なく、中字(M)を求めるならば 超オススメのオールラウンダー選手です。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

ようこそ〜、ペルナンブコの万年筆。数ヶ月ごとのスティロアートさんの催事が本当に楽しみ♪

です。

ペルナンブーコの万年筆を無事に入手したことで、ファーバーカステルの伯爵コレクションへの物欲はかなり落ち着いたものの、ゼロにはなっておらず…。ファーバーカステルの金ペンって 持ってないのよねぇ…。

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