マーブルエボナイトのプロフェッショナルギア(セーラー万年筆)。エボナイト独特の質感を愉しむ

サラッと手に馴染む質感が特徴の「エボナイト(ebonite)」。そのレトロな魅力に捉られて。

万年筆の軸に用いられる 様々な種類の素材。樹脂・金属・木材・漆塗り仕上げなど色々試した中で、気になっていた存在が 「エボナイト」でした。エボナイト軸の万年筆は、プラチナ萬年筆他、ヴィンテージ品にも多数ある中で、 特に セーラーのプロギア型のモノが欲しくて、ずっと探していました。

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記事の内容をざっくり紹介!

  1. セーラー万年筆のプロフェッショナルギア・マーブルエボナイト
  2. 確保しておいた特殊ペン先・クロスミュージックを装着したけれど…。
  3. まとめ: エエです、エボナイト…。残る素材は なんかあったかなぁー。

セーラー万年筆のプロフェッショナルギア・マーブルエボナイト

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赤茶と黒が混じり合ったマーブル模様がキレイ。ゴールドの大型リングとの相性もグッド。

湿気や光による変色(曇り)は、エボナイトの性。しかし、以前、このマーブルエボナイトの万年筆と同じ素材のモノ(但し、モデルがキングプロフィット)をお持ちの方に見せてもらった「其の逸品」は、少しも曇っておらず、それはそれは照りが凄い…。「手塩にかけて 育てられた万年筆」とは、正に 其れ。

其の万年筆のナリが 非常に印象的だった為、同様のマーブルエボナイトの万年筆(但し、カタチはプロフェッショナルギア)探しを開始。アンテナを張って見て回っていると、程なくして、とある文具店に立ち寄った際に発見。見つけたモノは 想像通りに曇っていたものの、模様は イイ感じでした。

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【エボナイト (ebonite)とは…

天然ゴムと硫黄が原料の超硬質ゴム。1839年に アメリカのチャールズ・グッドイヤー氏によって開発された最も古い合成樹脂。「黒檀(ebony)のような (-ite) 」という意味で「エボナイト(ebonite)」と名付けられた。混合して加熱することで結合。化学的に安定しており、絶縁性や耐久性に優れる。

また、加工性も高く、万年筆の部品以外には 喫煙具(パイプ)のマウスピース、楽器のマウスピース・ギターピックなどに用いられる。嘗ては、様々な用途に使われていたものの、昨今では加工が容易な他の素材(石油系プラスチック)に入代わった。[/memo]

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確保しておいた特殊ペン先・クロスミュージックを装着したけれど…。

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通常は 標準の21Kニブ。そのままでも全く遜色はない!

セーラーの特殊ペン先休止を知った際、「この軸につけたい!」と思える軸に出逢ったときに備え、特殊ペン先・クロスミュージックを入手しておきました。そんな軸と出会えたので、いざ、首軸の置換。

クロスミュージックは 縦に細く、横に太い。 そして、振幅角度の範囲もメチャクチャに広い。

兎に角、表現力豊かなペン先で使っていて 非常に楽しかった訳ですが、このマーブルエボナイトの軸だと何処か腑に落ちない…。その感性に従って、再び入れ替えると、モヤモヤの理由は この万年筆のバランスだと判明。トータルの重さは 31gですが、キャップが18.5g。キャップを後ろに挿すと リアヘビー。

則ち、軸の重みによる寄り掛かりを利用し、振らずにゆったりと書く方が マーブルエボナイトの軸との相性は良好、と感じたので、このマーブルエボナイトには『クロスエンペラー』を挿し替えてみると、しっくりきました。

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☆ココ↓掘れ、ざっくざく!!

今回のココ↓掘れ、ざっくざく!!は、

エエです、エボナイト…。残る素材は なんかあったかなぁー。

です。

湿気や紫外線による変色(曇り)は知っているけど、育てがいもある♪

そんな弱点があるため、コレに出会うまでは気に留めていませんでした。この万年筆は「木箱」(コンプロット10)に入れたので、そこまで神経質にならなくても良いかなぁ、と考えてます。変色も味、あの照りも味。使ってナンボですし…。

そしてそして、黒と赤が混じり合いが綺麗なエボナイトは ドイツから輸入したものと聞きましたが、もう手に入らないので作れないとか…。今、これ以外でエボナイトの万年筆を手にいれるなら、「笑暮屋」「masahiro万年筆製作所」「プラチナ萬年筆のマーブルエボナイト・ジュピター」あたりが気になりますねー。

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